新語時事用語辞典とは?

2010年12月19日日曜日

ピコ水力発電

読み方:ピコすいりょくはつでん
別名:超小型水力発電装置

小規模の水力発電システム(小水力発電)のうち、特に発電規模の小さい発電装置。概ね数KW程度かそれ以下の発電レベルのものを指す。

ピコ水力発電は発電量は少ないものの、設置場所を選ばす、田んぼの側溝などにも設置して発電効果が期待できる利点がある。また、導入が容易であるなどのメリットもある。ピコ水力発電は再生可能エネルギーの一つとして注目されている。

関連サイト:
小水力発電とは? - 全国土地改良事業団体連合会

小水力発電

読み方:しょうすいりょくはつでん

水力発電のうち、比較的規模の小さな発電システムの総称。一般的には数十kW~数千kW程度の発電規模を持ったシステムが小水力発電と呼ばれている。

小水力発電は、個々の機器の発電量は多くはないが、設置場所を選ばず、取り付けが簡易であるなどのメリットがある。小水力発電システムの中でも、特に100KW以下の発電規模のものはマイクロ水力発電と呼ばれる。さらに規模が小さいとピコ水力発電などと言うこともある。

小水力発電とは? - 全国土地改良事業団体連合会

マイクロ水力発電

読み方:マイクロすいりょくはつでん

水力発電のうち、小川や用水路などの水流を利用して行われる、発電規模が100kWに満たない程度の小水力発電装置である。

マイクロ水力発電は、設置場所を選ばず、太陽電池とことなり昼・夜を問わずに発電が可能であるという特徴がある。

関連サイト:
小水力発電とは? - 全国土地改良事業団体連合会

次世代エネルギーパーク計画

別名:じせだいエネルギーパークけいかく

太陽光発電などの新エネルギーをはじめとした次世代のエネルギーに関する理解を深めるため、次世代エネルギーに関する設備や体験施設などを備えた施設のこと。関連技術に見たり触れたりする機会を増やし、国民の次世代エネルギーに対する興味や理解を深めようというもの。

2008年に経済産業省が第1回の公募を行い、札幌市や山梨市、愛知県、茨城県など7件の地方自治体の計画が「次世代エネルギーパーク」として認められている。その後も定期的に公募が行われている。

関連サイト:
次世代エネルギーパーク - 資源エネルギー庁

グリーンクリスマスライトアップ

別名:Green Xmas ライトアップ
英語:Green Xmas lightup

クリスマスシーズンに全国の商業施設やアミューズメント施設などで設置されるクリスマスツリーのイルミネーションを、太陽光発電や風力発電などのグリーンエネルギーを利用して点灯し、環境負荷の低減に貢献しようという取り組み。

グリーンクリスマスは2008年に開始され、毎年実施されている。参加者を徐々に増加しており、第3回となる2010年には100施設以上がグリーンクリスマスライトアップに参加している。

日米クリーン・エネルギー技術協力

読み方:にちべいクリーン・エネルギーぎじゅつきょうりょく

2009年11月の日米首脳会談において、バラク・オバマ米大統領と日本の鳩山由紀夫総理が取り交わした、いわゆるクリーンエネルギーに関する技術協力。

日米クリーン・エネルギー技術協力を基に、具体的な技術などについて言及した声明が、2010年11月の「日米クリーンエネルギー政策対話」となっている。

関連サイト:
日米クリーン・エネルギー技術協力について - 経済産業省

環境センサーネットワーク

読み方:かんきょうセンサーネットワーク

花粉の飛散量や二酸化炭素の濃度、紫外線の照度や気象情報、落雷情報などの天候関連情報を自動的に測定する装置ならびに通信ネットワーク。観測されたデータは事業者にB2Bで販売する。

プルサーマル発電

読み方:プルサーマルはつでん

原子力発電の使用済み燃料から、再処理によりプルトニウムを取り出し、MOX燃料と呼ばれる物質を生成した上で、原子力発電に再利用する方式のこと。

MOX燃料は既存の軽水炉で利用でき、高速増殖炉などを設置する必要がない点、核燃料を再利用出来る点などのメリットを持つが、不採算であったり技術的な危険を伴ったりと、デメリットも多い。日本では高速増殖炉の開発計画が頓挫したことにより、代替の開発計画として進められた。2010年12月現在、東京電力や九州電力、四国電力などがプルサーマル発電を開始している。

RPS法

別名:新エネ法
別名:電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法
英語:Renewable Portfolio Standard law

電気事業者を対象に新エネルギーを一定割合以上利用するよう義務づける特別措置法。2002年6月に公布された。
RPS法により、電気事業者は、販売電力量に応じて所定の割合の電力を新エネルギーなどから発電して利用する義務をもつ。再生可能エネルギーは風力、太陽光、地熱、水力、ならびにバイオマスが指定されている。

関連サイト:
RPS管理システム - 資源エネルギー庁

グリーンニューディール

英語:Green New Deal

緑化をはじめとした地球環境への投資により経済危機からの回復を狙う政策のこと。バラク・オバマ米国大統領が就任後の2008年に提唱した。再生可能エネルギーの利用、スマートグリッド、電気自動車の普及などにより、低炭素社会を実現し、環境問題と経済回復を同時に進めることを目的とする。