新語時事用語辞典とは?

2011年3月15日火曜日

沸騰水型原子炉

読み方:ふっとうすいがたげんしろ
別名:沸騰水型軽水炉
別名:沸騰水型炉
英語:Boiling Water Reactor
英語:BWR

原子力発電で使用される原子炉のうち、炉内の圧力容器の熱で周りの水を蒸気に換え、発電タービンを回し、電気エネルギーを得る方式のもの。重水ではなく天然水を利用する「軽水炉」の一種。

沸騰水型原子炉は、東京電力の福島第一原子力発電所をはじめ、日本および世界の多くで採用されている。沸騰水型軽水炉の構造を単純化の方向で改良したものは改良型沸騰水型原子炉(ABWR)と呼ばれる。こちらは東京電力の柏崎刈羽原子力発電所などで採用例がある。

軽水炉には、蒸気を発生させる方式により「沸騰水型」と「加圧水型」に分類される。加圧水型軽水炉はタービンを回す水蒸気が放射性物質を含まないように軽水が一次系統・二次系統に分けて使用される。

関連サイト:
軽水炉のしくみ - 電気事業連合会 でんきの情報広場