読み方:ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきんオーイチヨンゴ
別名:O-145
腸管出血性大腸菌と呼ばれる大腸菌の一種。「O-157」や「O-111」と同種の大腸菌で、ベロ毒素を生産して出血性の下痢などの症状を引き起こす。溶血性尿毒症症候群(HUS)を合併症として引き起こす場合もある。
腸管出血性大腸菌による死亡例は毎年複数件発生しており、2011年には飲食店から腸管出血性大腸菌O-111による集団食中毒事件などがあり話題となった。O-145による死亡例は、2006年以降2011年8月に至るまで確認された事例がなかったが、2011年8月13日に岐阜県内で男性1名がO-145に感染して死亡している。
関連サイト:
腸管出血性大腸菌O145による集団感染事例―山形県 - 国立感染症研究所 感染症情報センター 病原微生物検出情報(Vol. 30 p. 130-131: 2009年5月号)