新語時事用語辞典とは?

2011年2月24日木曜日

比例ブロック

読み方:ひれいブロック
別名:衆議院比例代表制選挙区

衆議院の比例代表制選挙区のこと。

比例ブロックは、日本を11のブロックに分け、ブロックごとに定数が設けられている。定数の合計は180。

比例ブロックは、「比例北海道ブロック」、「比例東北ブロック」、「比例北関東ブロック」、「比例南関東ブロック」、「比例東京ブロック」、「比例北陸信越ブロック」、「比例東海ブロック」、「比例近畿ブロック」、「比例中国ブロック」、「比例四国ブロック」、「比例九州ブロック」に分けられている。

なお、衆議院の選挙区には、比例ブロックの他に小選挙区がある。

関連サイト:
国会の組織 - 衆議院

TPPを慎重に考える会

読み方:ティーピーピーをしんちょうにかんがえるかい

TPP(環太平洋経済協定)への参加の是非を巡り、民主党や社民党、国民新党の議員などが超党派で結成した勉強会。2011年2月24日に発足した。

内閣総理大臣・菅直人は、TPPへの参加を「平成の開国」と位置づけ、積極的に推進する姿勢を示している。「TPPを慎重に考える会」 はTPP参加に反対する姿勢で超党派的に結束した会と言える。

国家戦略局

読み方:こっかせんりゃくきょく
英語:National Policy Unit

主に、経済全般の基本方針や財政運営の基本などをつかさどることを目的とした組織の名称。2011年2月現在、国家戦略局の設立については国会審議中となっている。なお、設立されるまでの暫定組織として国家戦略室が設置されている。

国家戦略局は、2009年の第45回衆議院総選挙において、『官邸機能を強化し、総理直属の「国家戦略局」を設置し、官民の優秀な人材を結集して、新時代の国家ビジョンを創り、政治主導で予算の骨格を策定する。』とする民主党の『マニフェスト 2009』に基づいて設立の準備が進められている。

2010年2月に閣議決定された『政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案』には、内閣法を一部改正して『内閣官房に国家戦略局を置く』こと、『国家戦略局では経済全般の基本方針、財政運営の基本、租税に関する政策の基本及び予算編成の基本方針の企画及び立案並びに総合調整に関する事務をつかさどる』ことなどが織り込まれている。

関連サイト:
政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案の概要 - 内閣官房(PDF)

政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案要綱 - 内閣官房(PDF)

政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律 - 内閣官房(PDF)

政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案新旧対照条文 - 内閣官房(PDF)

現行の内閣法

国家戦略室

超党派

読み方:ちょうとうは

議員が政党の派閥を超えて協力しあうこと。

2011年2月24日、TPPへの参加の是非を巡る一連の議論の中で、民主党、社民党、国民新党などの国会議員の一部が集結して超党派的組織「TPPを慎重に考える会」 を結成している。

閣議決定書

読み方:かくぎけっていしょ

閣議決定された法案や政令などの内容が記載された書面。内閣としての意思決定がされた場合に作成される。

閣議決定書には閣僚の署名が必要となる。閣僚が署名を拒否した場合には閣議決定書は無効になるが、内閣総理大臣が当該閣僚を罷免し内閣総理大臣自らがその閣僚を兼務、署名することにより閣議決定書は有効になる。

関西広域機構

読み方:かんさいこういききこう

関西圏における広域的課題への取り組みや、地方分権改革を先導する地域モデルの構築などを目的として発足した組織。

関西広域機構は2007年7月、関西2府7県4政令市と7経済団体を中心として結成された。特別地方公共団体として2010年12月に発足した「関西広域連合」の母体にもなっている。

関連サイト:
関西広域機構

関西広域連合

読み方:かんさいこういきれんごう

関西圏の7府県により2010年12月に結成された広域連合。滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、徳島県で構成されている。

広域連合は、地方自治法に基づき設置することのできる特別地方公共団体の一種。主に、ゴミ処理や広域防災などの行政サービスを広域に提供する目的で設置される。

関西広域連合は関西広域機構を母体として発足した。当初は広域防災や広域医療、観光・文化振興、産業振興などの分野において、府や県の範囲よりも広域的に行われるべき事業を進めるとしている。

関連サイト:
関西広域連合

広域連合

読み方:こういきれんごう

特別地方公共団体の一種で、複数の都道府県や市区町村が、主にゴミ処理や消防などのような行政サービスを共同で行うために組織した連合のこと。

2010年12月には、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、徳島県が総理大臣の許可を受けて「関西広域連合」を発足させている。関西広域連合では広域防災や観光・文化振興をはじめとした、府や県よりも広域な行政体が行うべき事務を処理する。

関連サイト:
広域連合 - 総務省

多党相乗り

読み方:たとうあいのり

複数の政党が、共に同一の選挙候補者を支持すること。本来は対立するはずの政党が同一候補者を支持することを「相乗り」という。例えば、民主党と自民党が相乗りを行う「民主・自民相乗り」などがある。

民主・自民と共に公明党も加わり、3党が同じ候補者を支持する状況は「自公民の相乗り」(別名:自公民の3党相乗り)等と呼ばれる。

相乗り候補

読み方:あいのりこうほ

地方議会の首長選挙において、複数の政党の「相乗り」による支持を受けた選挙候補者。対立する政党同士が同じ候補を支持することを、「相乗り」という。

自公民の相乗り

読み方:じこうみんのあいのり
別名:自公民の3党相乗り
別名:自民党・民主党・公明党の相乗り
別名:自民民主公明相乗り
別名:自公民相乗り

県知事選挙や市長選挙などの地方議会首長選挙において、対立する政党が同じ候補者を支持する「相乗り」のうち、自民党、公明党、民主党の3政党が同一候補者を支持すること。

自民党と民主党が相乗りすることは「民主・自民相乗り」などと呼ばれる。

自公民の3党が相乗り路線をとることで、事実上、その候補者はほとんど揺るがし難い盤石な支持を得ると言える。とはいえ、2006年7月の滋賀県知事選などのように、自民、民主、公明から支持を受けた「相乗り候補」を破って当選する例もある。

民主・自民相乗り

読み方:みんしゅじみんあいのり
別名:民自相乗り
別名:民主党・自民党の相乗り
別名:民主・自民の相乗り

地方議会の首長選において民主党・自民党が共に同じ候補者を支持すること。対立する政党が同じ候補者を推薦することを「相乗り」という。

民主・自民の相乗りに公明党も加わり、三党が同一候補者を支持する「自公民の相乗り」となる場合もある。