新語時事用語辞典とは?

2011年3月14日月曜日

特定非常災害

読み方:とくていひじょうさいがい

政府が「特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律」に基づき指定する大規模な災害。

特定非常災害に指定されると、被災者に対して、運転免許証の更新などのように期限が定められている行政上の手続きの満了日が延長される。

同法律は1995年の阪神・淡路大震災に際して制定された。2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震も特定非常災害に指定されている。

関連サイト:
「平成23年東北地方太平洋沖地震による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令案」について

節電啓発担当相

読み方:せつでんけいはつたんとうしょう
別名:節電啓発担当大臣

国民に広く電力を節約する「節電」を呼びかけ、節電の活動を普及・啓発することを担当する大臣のこと。

2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」により、東北電力や東京電力の発電所などの設備に損害が生じ、電力が供給不足に陥る可能性が高まったことから、2011年3月13日には、政府に「電力需給の緊急対策本部」が設置されると共に、「節電啓発担当相」が設置され、「蓮舫」行政刷新担当相が担当大臣に任命された。

中央制御室

読み方:ちゅうおうせいぎょしつ
別名:中央操作室

原子力発電所などに設置された、原子炉やタービンの運転や監視、放射線の管理などを一括・集中して行っている設備のこと。

放射線大量飛散

読み方:ほうしゃせんたいりょうひさん

原子力発電所の炉心や原子炉建屋などが損壊したり爆発したりするなどして、放射性物質が大気中に大量に放出されて飛び散ること。

放射性物質が大量に飛散すると、周辺住民や設備などが被曝するなど、人的被害や経済的損失が生じる。

大幅続落

読み方:おおはばぞくらく

株式相場や為替相場などにおいて、相場が大幅に、かつ連続的に下落すること。

予備自衛官

読み方:よびじえいかん
英語:Reserve Self-Defense Official

自衛官を退職した後に、有事の際には自衛官として働けるよう事前登録を行い、予備要員として任用されている者。予備要員の自衛官。

2011年3月14日現在、防衛省の発表によれば、2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」の災害支援の任務に予備自衛官を活用する準備が進められている。