新語時事用語辞典とは?

2011年5月18日水曜日

夕やけだんだんの桜

読み方:ゆうやけだんだんのさくら
別名:夕やけだんだんの大島桜

東京都荒川区・西日暮里にある階段坂「夕やけだんだん」付近の大島桜。樹齢は60年以上とされる。道路に大きくせり出した存在感のある姿で、同地域のシンボルとして親しまれてきた。

2010年末に、樹木医が夕やけだんだんの桜を診察した結果、幹の腐食と空洞化が進んでいて倒木の危険もあることが判明。2011年5月半ばに、花が咲き終わったことを見守ってから伐採することが決定された。

メキシコ麻薬戦争

読み方:メキシコまやくせんそう
英語:Mexican Drug War
英語:Mexico's Drug War

メキシコ国内で勃発している、麻薬密売組織とメキシコ政府との間の武力衝突。または、メキシコで支配権争いを繰り広げている麻薬密売組織どうしの武力衝突。

メキシコは古くから麻薬流通の要所として機能しており、麻薬密売組織による暴力被害などは現在もなお続いている。2006年にフェリペ・カルデロンが大統領に就任し、カルデロン政権が成立すると、麻薬戦争の開始を宣言して麻薬組織に対する大規模な派兵を行った。以来、2011年5月現在まで戦争は激化の一途を辿っている。

麻薬の主な市場は米国である。米国との国境に近い都市の中には、あまりに抗争が激しく、警察組織がまともに機能してない所も少なくない。チワワ州のプラセディスでは、2010年に警察署長が殺害され、後任のなり手がいないという問題が生じている。また、その近隣の都市グアダルーペ(Guadalupe)では、町にただ一人だった警察官が拉致され行方不明になるという事件が起きている。

2011年5月現在、メキシコ麻薬戦争に関連する死者数は既に3万数千人に上るという。メキシコでは戦争に抗議する数万人単位のデモが行われるなど、厭戦ムードも高まりつつあると報道されている。

男性差別

別名:だんしさべつ
別名:男子差別

女性に対して男性が差別されている状態。女性を優遇することにより、結果として男性への差別が生じている状態(逆差別)を指すことも多い。

2011年5月に、ある大学が理数科の女性の割合が圧倒的に少ないことを背景として、試験の募集枠の半数以上を「女性枠」として募集することが発表されたが、それは男性差別であるという趣旨の批判が相次ぎ、女性枠導入を見直す必要に迫られている。

ホールボディカウンタ

別名:ホールボディカウンター
別名:全身カウンタ
別名:全身カウンター
別名:全身測定装置
英語:whole body counter

全身を測定対象として、体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線の量を測定することができる装置。セシウム137やコバルト60といった放射性物質の体内沈着状況を調べ、内部被ばくの程度を知ることができる。

ホールボディカウンタは全身を測定する装置であるが、甲状腺に沈着しやすいヨウ素131を測定する「甲状腺モニタ」のように、特定部分を対象として検査を行う機器もある。

バイオブラ

英語:BioBra

鉱石が発する微細な振動によって乳腺細胞を活性化し、バストアップやバストラインの維持を可能にするとされるブラジャー。パッド部分に水晶、琥珀、トルマリンなどの鉱石が含まれており、新陳代謝を高める効果があるという。「育乳ブラ」とも呼ばれている。

日本ではいくつかの事業者がバイオブラを輸入販売している。雑誌やテレビで取り上げられることもあり、話題を呼んでいる。2011年5月にはテレビ番組で紹介され反響をよび、販売代理店では欠品が生じる状態になっている。