新語時事用語辞典とは?

2011年9月6日火曜日

強震モニタ

読み方:きょうしんモニタ

防災科学技術研究所が公表している、日本各地の地震を計測するサービス。全国の観測所の地震計で観測した値をネットワークで連絡し、リアルタイムな揺れを一覧できるようになっている。最短2秒間隔で更新できる。単位はガル。

関連サイト:
強震モニタ

G7協調介入

別名:ジーセブンきょうちょうかいにゅう

G7各国の中央銀行による為替介入のこと。

G7協調介入では、G7各国の合意のもとに、特定の通貨に対して為替レートのコントロールを行う。

なお、G7は日本、アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、イタリアの7ヶ国である。

ちなみに、2011年9月現在、直近のG7協調介入日は2011年3月18日である。この時は、円買い、ドル売りの市場介入が行われ、1日で米ドル/円が約3%ほど上昇している。

電源立地等初期対策交付金

読み方:でんげんりっちとうしょきたいさくこうふきん

国が原子力発電施設の建設が予定されている区域を含む都道府県、または、市町村に対して支払うお金のこと。

電源立地等初期対策交付金は、電源立地等初期対策交付金交付規則を根拠法としている。

なお、東北電力が新たに計画している原子力発電所「浪江・小高原子力発電所」の建設区域には、福島県南相馬市や福島県浪江町などが含まれる。両市町には、2011年度分の電源立地等初期対策交付金としておよそ8700万円が交付されることになっているが、両市町とも受け取りを辞退するといわれている。

関連サイト:
電源立地等初期対策交付金交付規則 - 文部科学省

危険資産

読み方:きけんしさん
別名:リスク資産
別名:リスク性資産
英語:risk asset

収益率に変動がある証券や債券などのこと。

危険資産は、収益率の予測がしづらく、場合によってはマイナスになるようなものを指す。

危険資産には、株券や投資信託、外貨預金、不動産、信用度の低い企業の社債などが挙げられる。

収益率に変動がある証券や債券を危険資産というのに対して、収益率に変動がない、あるいは、ほとんどない証券や債権のことを安全資産という。

安全資産

読み方:あんぜんしさん
別名:無リスク資産
英語:safe asset
英語:riskless asset
英語:risk free asset

収益率に変動がない、あるいは、ほとんどない証券や債券などのこと。銀行預金なども安全資産の1つとされる。

安全資産は、あらかじめ決められた利子が、あらかじめ決められた日に支払われるタイプのもので、資金を投資した時点でリターンが予測できるという特徴がある。

安全資産には、国債や大企業の社債などが挙げられる。特に、3大格付け会社の信用度の高い国債は、リスクフリーの安全資産とされる。

収益率に変動がない、あるいは、ほとんどない証券や債券を安全資産というのに対して、収益率に変動がある証券や債券のことを危険資産という。

先物先行

読み方:さきものせんこう

現物市場の相場が、先物市場の主導により変動している状態のこと。

先物先行は、商品市場や債券市場など、現物市場と先物市場の2つ市場がある場合において起きる。

一般的に、現物市場と先物市場の相場は連動することが多く、また、先物先行であることが多い。

なお、先物先行に対して、先物市場の相場が現物市場の主導により変動している状態のことを現物先行という。

現物先行

読み方:げんぶつせんこう

先物市場の相場が、現物市場の主導により変動している状態のこと。

現物先行は、商品市場や債券市場など、現物市場と先物市場の2つ市場がある場合において起きる。

一般的に、現物市場と先物市場の相場は連動することが多いが、先物先行であることが多い。

なお、現物先行に対して、現物市場の相場が先物市場の主導により変動している状態のことを先物先行という。

リビア内戦

読み方:リビアないせん
別名:リビア内乱
別名:リビア騒乱
別名:2011年リビア内戦
別名:2011年リビア騒乱
英語:2011 Libyan civil war

北アフリカのリビアで長期独裁政権を維持してきたカダフィ政権に対して反対勢力が蜂起し、発生した内乱。

2010年から2011年にかけて、チュニジアやエジプトで期独裁政権が打倒されたことなどを背景に、カダフィ大佐による独裁政権下にあるリビアでも、政権打倒の機運が高まっていた。2011年2月に反カダフィ派による反政府デモが起こり、次第に武力衝突に発展していった。

2011年9月6日現在、まだ抗争は続いているが、すでにリビアの首都トリポリは反カダフィ勢力によって制圧され、政治犯・思想犯を収容していたリビア最大の刑務所施設「アブ・サリーム刑務所」も開放されるなど、実質的にカダフィ政権は崩壊したと見なされている。

カダフィ大佐の行方は、9月6日現在、分っていない。リビア西部のオアシス都市「バニワリード」に潜伏しているとも、あるいは隣国ニジェールへ亡命したとも言われている。

アブ・サリーム刑務所

読み方:アブ・サリームけいむしょ
別名:アブー・サリーム刑務所
英語:Abu Salim prison

リビアの首都トリポリの南部にある刑務所。カダフィ政権下のリビア国内における政治犯、思想犯を収容していた。

2011年8月、リビア内戦でトリポリが反カダフィ政権側の勢力に制圧された後、アブ・サリーム刑務所は開放された。これにより千名を超える人々が開放されたという。

ノルー

別名:平成23年台風第13号ノルー
別名:平成23年台風第13号
英語:NORU

2011年9月4日頃に小笠原諸島の南鳥島付近で発生した台風。中心気圧は990ヘクトパスカル。東経150度付近をほぼ真っすぐ北上している。

台風13号ノルーは、2011年9月6日時点では日本の東の沖合いにある。北海道の太平洋側の一部地域では雨が降り始めから積算400ミリを超える大雨を記録しており、河川の増水や土砂災害などの恐れがあるとして注意が呼びかけられている。

ノルーは6日から7日にかけて北海道と北方四島をかすめるように通過し、温帯低気圧に変化すると見られている。

なお、台風13号ノルーは台風12号「タラス」が紀伊半島付近で猛威をふるっているさなかに発生し、一時は併走していた。タラスは台湾付近を通過した台風11号「ナマンドル」とも一時併走していた。