2012年5月28日月曜日

スティーブンス・ジョンソン症候群

読み方:スティーブンス・ジョンソンしょうこうぐん
別名:皮膚粘膜眼症候群
別名:スティーブンス・ジョンソン・シンドローム
英語:Stevens-Johnson syndrome

抗生物質などの医薬品の副作用として発症する皮膚障害。唇や目などの粘膜組織、あるいは全身の皮膚に紅斑や糜爛が生じ、全身やけどのようになる。重症に陥りやすい。

スティーブンス・ジョンソン症候群は38度を超える高熱を伴い、呼吸器や腎臓、肝臓などに合併症を発しやすい。失明するケースもあり、死に至る場合も少なくないという。

スティーブンス・ジョンソン症候群の原因になり得る医薬品は、抗生物質、抗てんかん薬などから、風邪薬まで、幅広い。発生原因は免疫反応、アレルギー反応によるものと見られているが、原因は解明されたわけではなく、発生の機序も不明確な部分が多いという。

スティーブンス・ジョンソン症候群は原因となる薬を使用しはじめてから数日後、数週間後ころに発生することが多いとされる。目の粘膜に異常を感じはじめるなど、スティーブンス・ジョンソン症候群と疑われる兆候があった場合に、すぐ薬の服用を中止して医師に相談することが、目下最善の予防策とされている。

薬の影響で発症する重篤な皮膚障害としては、スティーブンス・ジョンソン症候群のほかに中毒性表皮壊死症なども知られている。

関連サイト:
スティーブンス・ジョンソン症候群 - 重篤副作用疾患別対応マニュアル