2012年7月17日火曜日

大津市中2いじめ自殺事件

読み方:おおつしちゅうにいじめじさつじけん
別名:大津市中2いじめ自殺
別名:大津中2いじめ自殺事件

2011年10月半ばに、当時中学2年生だった滋賀県大津市の市立中学校の男子生徒が、飛び降り自殺により死亡した事件の通称。2012年7月に全国的に報道されるようになり社会問題となった。

自殺した男子生徒は恒常的にいじめを受けていたと見られるが、学校側はいじめの存在を否定し、被害者の少年の父親はいじめが原因として警察に被害届を提出しようとしたが3度にわたって受理されなかった。後の調査で、教師や学校、教育委員会などの対応の不適切さが指摘されるなど、問題が紛糾している。

大津市中2いじめ自殺事件で2回にわたり実施されたアンケートで、少年が「自殺練習」「葬式ごっこ」などをさせられていたという生徒の証言があった。これらは学校側からは公表されていなかったことも後に明らかになった。

なお、1980年代にも東京都中野区でいじめを苦にした中学男子生徒が首を吊って自殺する事件(中野富士見中学いじめ自殺事件)があり、教師が葬式ごっこに加担していた事実などから大いに問題視された。