読み方:クラスターばくだん
別名:クラスターボム
別名:集束爆弾
爆発性を持つ「子弾」を多数内包している大型爆弾。
クラスター爆弾は上空から投下され、空中で分解して子弾を散布する。地上にばら撒かれた子弾は、比較的小規模な爆発を広範囲に及ぼす。広範囲の面を対象とする(面的な)攻撃に対して有効とされる。
クラスター爆弾は、多量の子弾の数割が不発弾として残り、これが戦闘後も地雷と同じ脅威として残ることでも危険視されている。
2006年以降、ベルギーを筆頭にクラスター爆弾の使用を禁止する動きが広がり、2007年には40数ヵ国の参加する会議において、クラスター爆弾の廃絶を目指す「オスロ宣言」が採択されている。
2012年7月現在、シリアでアサド政権が行っている反政府勢力の制圧活動において、政府軍がクラスター爆弾を使用している疑いが持たれている。