新語時事用語辞典とは?

2012年3月8日木曜日

児童成育手当

読み方:じどうせいいくてあて
別名:児童成育手当て

児童を育成・扶助するための費用として支給される手当て。

地方自治体の中には、母子家庭や父子家庭などを対象として「児童成育手当」の名称で給付金を支給している場合がある。例えば東京都および都内の市町村は「東京都児童育成手当に関する条例」に基づき「東京都児童育成手当」を支給している。

また、2012年3月7日現在、「子ども手当」に代わる新たな子育て支援のための手当てとして導入される制度の名称案として「児童成育手当」が挙がっている。他にも「子どものための手当」や「児童手当」などの名称案が提示されており、3月7日時点では名称は決定していない。

関連サイト:
東京都児童育成手当に関する条例 - 東京都

なれ合い解散

読み方:なれあいかいさん
別名:馴れ合い解散

衆議院解散において、あらかじめ段取りなどを示し合わせておき、反対意見や対立意見などがない衆議院解散を実施すること。

一般的に、なれ合い解散は、1948年に吉田茂内閣総理大臣が実施した衆議院解散を指す語として用いられる。

時事通信社によれば、2012年3月7日に野田佳彦・内閣総理大臣が消費税増税を実現してから解散する段取りが画策されており、「話し合い解散」と表現できるが、福島瑞穂社民党党首はこれを「話し合い解散」ではなく「馴れ合い解散」であると批判しているという。


関連サイト;
話し合い解散、政治不信強める=社民党首 - 時事ドットコム 2012年3月7日

話し合い解散

読み方:はなしあいかいさん


与党と野党との間で協議された末に行われる衆議院解散を指す語。もっぱら、1958年に岸信介内閣で実施された解散を指す通称となっている。

2012年3月8日現在、野田佳彦内閣総理大臣は、消費税増税案を成立させ、法案成立と引き換えに衆議院解散を実施する方針を示した。各報道機関はこれを「話し合い解散」と報道している。

時事通信社によれば、野田佳彦内閣総理大臣による「話し合い解散」は谷垣禎一自民党総裁との間での談合によるものであり、「話し合い解散」ではなく「馴れ合い解散」であると述べている。

関連サイト:
話し合い解散、政治不信強める=社民党首 - 時事ドットコム 2012年3月7日

電気バス

読み方:でんきバス
別名:EVバス

電気自動車のバスの総称。電気エネルギーを動力として用いる。

電気自動車は温暖化ガスや有害物質をほとんど排出せず、地球環境に優しいなどの利点がある。2012年3月現在、普通の乗用車としての電気自動車は徐々に普及しつつあるが、バスのような大型車は普及が進んでいない状況とされる。

2012年3月には東京都羽村市でバスの定期路線に電気バスを導入することが発表されている。

有感余震

読み方:ゆうかんよしん

地震(本震)の前後に発生する余震のうち、人が揺れていると身体で感じる程度の規模の地震を指す語。通常、震度1以上の余震が有感余震とされる。

気象庁によれば、2011年3月に東日本大震災が発生した直後には、1ヵ月間で2700回を超える有感余震が発生したという。その数があまりに多いため、気象庁は震度2以下の有感余震については速報を発しないという判断を下している。