新語時事用語辞典とは?

2012年6月1日金曜日

スーパー噴火

読み方:スーパーふんか
別名:スーパーボルケーノ
別名:スーパーボルケイノ

巨大な規模を持つ活火山が噴火・爆発し、大量のマグマが一気に地上に噴き上げられる現象。

スーパー噴火は通常の火山噴火より遥かに多量の溶岩を噴出する。大量の火山灰が世界全体を覆うようになり、気候に多大な影響を与える。恐竜を絶滅させたのはこのスーパー噴火であったとする説もある。

2012年現在、イエローストーン国立公園の超巨大火山では、地面が早いペースで隆起を続けるといった活動の活発化が認められており、スーパー噴火の可能性も指摘されている。

関連サイト:
イエローストーンの火山パワーは超巨大 - ナショナルジオグラフィック日本語版

コチニール色素

読み方:コチニールしきそ

赤色の着色料。カルミンを主成分とする。原料はエンジムシ(臙脂虫)と呼ばれる中南米産の昆虫でカイガラムシの一種である。

コチニール色素は、食品、薬品、化粧品など、さまざまな分野で利用されている。カマボコの薄紅色や口紅の赤色などにもコチニール色素が使用される。

コチニール色素により直接引き起こされたと見られるアレルギー等の健康被害は、国内では報告されていないが、コチニール色素を含む食品や化粧品を使用したことでアナフィラキシーを発症したと推定される事例があり、消費者庁が注意を呼びかけている。

関連サイト:
コチニール色素に関する注意喚起 - 消費者庁

富来川南岸断層

読み方:ときがわなんがんだんそう

石川県にある断層。志賀原発の北部、約9キロメートル付近に存在する。

志賀原発を運転している北陸電力がこれまでに行った地質調査では、富来川南岸断層は活断層ではなく安全と評価されてきた。

2012年5月に変動地形学の研究者により、富来川南岸断層が活断層である可能性があると指摘された。北陸電力は、富来川南岸断層の活動時期を明確にするため調査を行う旨を発表している。

自民党幹事長

読み方:じみんとうかんじちょう
別名:自由民主党幹事長
別名:自民幹事長

自由民主党の党三役の一つで、総裁に次ぐ地位。

自民党総裁が内閣総理大臣として執務している間は、自民党幹事長が総裁に代わって党の統率を取る役割をこなす。自民党幹事長経験者は、次期の内閣総理大臣に就任する場合も多い。

2012年6月1日現在の自民党幹事長は、2010年9月に就任した石原伸晃である。

関連サイト:
自由民主党役員表

防潮林

読み方:ぼうちょうりん

津波や高潮などの、海から来る害を軽減する林。東日本大震災の発生時、防潮林が植えられていた地域の内陸の被害が比較的少なかったことが分かっており、再評価されている。

防潮林のような、自然災害を防止するために植えられた森林は「保安林」と呼ばれる。防風林、防砂林をはじめ、防雪・防霧など計17種類の保安林が林野庁によって維持管理されている。

関連サイト:
保安林制度 - 林野庁