新語時事用語辞典とは?

2013年7月5日金曜日

期日前投票

読み方:きじつぜんとうひょう
読み方:きじつまえとうひょう
別名:期日前投票制度

投票日の前に投票を行うこと、あるいは投票日前の投票を認める制度。2003年に導入された制度である。

投票日に他の用事がある場合などに活用できる制度である。期日前投票の期間は、選挙の公示日の翌日から、投票日の前日までとされている。対象となる投票は、市区町村の選挙管理委員会で行うものと定められている。

期日前投票をするためには、投票日に投票できない理由などを宣誓書に記載して提出するする必要がある。

財産評価基準書

読み方:ざいさんひょうかきじゅんしょ

財産の相続や遺贈の際に発生する相続税や贈与税などを定める基準となる路線価や地区区分などが記載されたもの。

財産評価基準書は毎年、国土交通省が発表する地価を元に国税庁が算出する。その年の路線価を把握する参考になるとされている。路線価のある市街地区域の土地評価には、路線価方式が用いられる。

また、路線価の定められていない土地の評価には、「評価倍率」が用いられる。

関連サイト:
財産評価基準 - 国税庁

開放特許

読み方:かいほうとっきょ

その特許を取得した者以外にも、特許の活用の権利を認めるもの。特許の権利者が、自身の特許を開放することで利益の拡大が見込めると判断した場合などに用いられることが多い。

開放特許をライセンスすることによって、その特許権利者は特許の使用料を手に入れることができる。また、特許を使用する側も、開発にかかる費用などを削減できるメリットがあるとされている。

開放特許によって、社会全体の発展に結びつく可能性があるとされている。例えば、中小企業が自社の特許を開放特許とすることで、中小企業では開発の限界だった技術などを大企業が引き継ぎ、更なる技術発展が見込めるといったことが期待されている。

休眠特許

読み方:きゅうみんとっきょ
別名;未使用特許

特許を取得しているものの、それが商品やサービスなどに利用されていなかったり、収益が上がっていなかったりする特許。

特許庁の調査によると、特許として出願されたもののうち、60~70%が休眠特許だとされている。権利を防衛する目的で出願されることが多いとされている。他に休眠特許が発生する理由として、製品化などの応用に適さない、利益が上がる見込みがないなどがある。

一部の企業の間では、休眠特許を活用して知財関連収入を増加させる取り組みが行われている。特許関連の官民ファンドを創設し、企業が所有する休眠特許を買い取って、新興国などに売却する特許ビジネスへの活用が模索されている。

ムスリム同胞団

読み方:ムスリムどうほうだん
英語:Muslim Brotherhood

主にエジプトを中心に広がる穏健派イスラム組織。20世紀初頭にエジプトで生まれた。

ムスリム同胞団は1928年にハサン・アル・バンナーによって結成された。当時のエジプトでは、イギリスからの影響を強く受けていたこともあり、イスラム主義的でない世俗派が多かった。

ムスリム同砲団は、西洋的な思想や文化などからの独立と、イスラムの復興を目的としており、イスラム法であるシャリーアに基づいたイスラム主義国家を確立することを目指している。

ムスリム同砲団は、主に貧困層への援助をはじめとする社会貢献などを行うことで、その支持基盤を拡大していったとされている。2013年現在、エジプト国民の20~30%がムスリム同砲団の支持者とされている。

中東の民主化革命過程によって誕生したエジプトのモルシ元大統領の出身母体もムスリム同砲団である。

ロドデノール

株式会社カネボウ化粧品が開発した美白有効成分。2008年に厚生労働省はロドデノールを医薬部外品有効成分の一つとして承認している。

ロドデノールは、白樺などに含まれる天然物質「4HPB」から作られる。しみやそばかすの原因となる黒色メラニンの生成を抑制する効果があるとされている。4HPBはメラニンの生成に関係の深いチロシナーゼの働きを抑えるとされており、チロシナーゼの生成を抑制することで、メラニンの増加を防ぐとされている。

ロドデノールを使用した消費者から「肌がまだらに白くなる」という報告があったため、2013年7月4日に、カネボウ化粧品はロドデノールが配合された製品を回収することを発表した。