新語時事用語辞典とは?

2015年2月25日水曜日

仕入債務回転率

読み方:しいれさいむかいてんりつ

企業の売上原価と仕入債務の比率を数値で表したもの。

仕入債務は買掛金や支払手形など、一定期間内に支払わなければならない債務のことである。仕入債務回転率は、企業の債務を効率的に支払っているかどうかを判断する材料の1つとして用いられる。

仕入債務回転率は、次の計算式で求めることができる。

仕入債務回転率=売上原価÷仕入債務

仕入債務回転率が高ければ高いほど、効率的に債務を支払っていることになる。一方、仕入債務回転率が低下している場合には、債務の支払いが滞っていることを表している。

社内金利

読み方:しゃないきんり

事業部の使用する資産の量に応じて、各事業部が負担する金利のこと。

社内金利は、企業における事業部の業績評価を公正に行うために導入するケースが多い。社内金利の利率は、事業内容や市中金利などに基づいて決定される。

社内金利には、長期社内金利と短期社内金利の2つに大別できる。長期社内金利には固定資産、短期社内金利には棚卸資産や売上債権などが挙げられる。

時価発行増資

読み方:じかはっこうぞうし

会社が、時価、あるいは、時価に近い価格で新株を発行すること。

時価発行増資は、会社が資金調達の手段の1つとして行われる。

時価発行増資では、その時の株価が高ければ、少ない発行株式数で多くの資金調達が可能になるというメリットがある。時価発行増資による発行価格は、直近の一定の期間の株価を基本にし、そこから少し割り引いた価格に設定することが多い。

従業員1人当たり人件費

読み方:じゅうぎょういんひとりあたりじんけんひ
別名:従業員一人当たり人件費
別名:従業員一人当り人件費
別名:従業員1人当り人件費
別名:1人当たり人件費
別名:一人当たり人件費
別名:一人当り人件費
別名:1人当り人件費

1年間に、従業員1人当たりにかかった人件費のこと。

従業員1人当たり人件費は、次の計算式で求めることができる。

従業員1人当たり人件費=人件費÷従業員数

計算式に含まれる人件費には、給与の他に、福利厚生費や退職金なども含まれる。また、従業員数については、正社員の他にパートやアルバイトなども含まれる。パートやアルバイトについては、正社員の勤務時間と同等になるように調整した上で人数を算出する。

フランチャイズ

別名:フランチャイズチェーン
別名:フランチャイズ方式
別名:FC方式

「本部」が「加盟店」に対して自社商品の販売権、営業手法やブランドの使用権などを認め、統一ブランドのもとに営業を展開、そのようにして加盟店が得た利益の一部を本部が対価として受け取る、といったビジネスモデル。コンビニエンスストアをはじめ、レストランなどの飲食店、小売店、サービス業でも多く導入されている。

フランチャイズ方式において事業を提供する「本部」はフランチャイザー(franchisor)とも呼ばれる。その提供を受ける加盟店はフランチャイジー(franchisee)と呼ばれる。気歩的には本部が直接に出店・経営を行う「直営店」方式と対比される。

フランチャイズ方式においては、開店や運営に必要となる資金、土地、人員などを加盟店(フランチャイジー)が自らの出資によって用意し、ノウハウを本部から得て利益を得る。すでにある程度確立されたノウハウとブランド力が得られるため、安定した事業運営が見込める。本部にとっても、開店に伴う各種出資を削減しつつ事業規模を拡大できるというメリットがある。

関連サイト:
フランチャイズ、フランチャイズチェーン、フランチャイズビジネスとは? - 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会

プチぼったくり

別名:プチボッタクリ

飲食店などで提供するサービス等に釣り合わない高額な対価を不当に請求する「ぼったくり」の手口のうち、あからさまに法外な額とは言いにくいが、かといって適正価格とも到底言えないような、微妙に高い金額を請求する手口のこと。

プチぼったくりの手口は居酒屋に多く見られるとされる。商品・サービスの価格が(法外というほどでこそないが)通常の店の数割増し程度と高めに設定されており、さらに会計時には席料やサービス料などのような細々とした付帯料金が加算される。客が事前に想定していた額よりも大幅に高くつくが、支払い不能な額ではないため、大事にせず支払ってしまう客が多いという。

プチぼったくりは街頭の客引きで(甘言を弄して)客をとりあえず入店させる手口を多く用いるとされる。新宿区、墨田区、大阪市などの都市では客引き防止条例をそれぞれ設け、ぼったくりおよびプチぼったっくりの主要因となりやすい客引きの規制を進めている。