新語時事用語辞典とは?

2015年3月6日金曜日

予算差異分析

読み方:よさんさいぶんせき

当初に予測していた営業利益と実際の営業利益が異なっていた場合に、何が異なっていたかを分析すること。一般的に、予測額と実際の利益が同額になるケースは少ない。

予算差異分析は、次期予算の参考資料として用いられることが多く、販売利益や販売数、販売費など販売に関する差異や、原材料の価格や原材料の消費量など製造に関する差異などを算出する。また、商品ごとの差異や販売地域ごとの差異、営業担当者ごとの差異などについても算出する。

マーケットリスクプレミアム

英語:market risk premium
別名:エクイティリスクプレミアム
別名:equity risk premium

ある株式市場に投資して資産運用した場合、無リスクの資産運用をした場合に比べてどのくらい収益が高かったかをパーセンテージで表したもの。エクイティリスクプレミアムともいう。

マーケットリスクプレミアムの例としては、TOPIXの平均合計収益と無リスク資産である日本国債の平均収益を差し引いたものが挙げられる。

なお、マーケットリスクプレミアムは、一般的には50年以上にわたるデータを元に算出することが望ましいといわれている。

川下統合

読み方:かわしもとうごう
英語:forward integration

自社の事業領域を基準とした場合、買い手側を買収するなどして事業展開すること。

川下統合の例としては、食品会社によるスーパーマーケットの買収や、出版取次会社による書店買収などが挙げられる。

川下統合は、物流コストや販売コストなどの削減や、流通チャネルを確保できるというメリットがある。

なお、川下統合に対して、売り手側を買収するなどして事業展開することを川上統合という。

川上統合

読み方:かわかみとうごう
英語:backward integration

自社の事業領域を基準とした場合、売り手側を買収するなどして事業展開すること。

川上統合の例としては、パソコンメーカーによる半導体会社の買収や、自動車メーカーによる部品製造会社買収などが挙げられる。

川上統合は、商品を製造する上での原材料が確保できるというメリットがある。

なお、川上統合に対して、買い手側を買収するなどして事業展開することを川下統合という。