新語時事用語辞典とは?

2015年3月26日木曜日

マイケル・ポーター

別名:マイケル・E・ポーター
別名:マイケル・ユージン・ポーター
英語:Michael Porter
英語:Michael E. Porter
英語:Michael Eugene Porter

米国の経営学者。1947年ミシガン州生まれ、ハーバード大学経営大学院教授。「バリューチェーン」や「ファイブフォース」(5つの力)をはじめとする経営理論(競争戦略)上の概念を提唱した人物として知られる。

ゲイリー・ハメル

英語:Gary Hamel

経営戦略論、国際マネジメント論を専門とする経営思想家。ロンドン・ビジネススクール客員教授。C.K. プラハラードとの共著において「コアコンピタンス」の概念を提唱した人物としても知られる。

トランスナショナル企業

読み方:トランスナショナルきぎょう
別名:トランスナショナルカンパニー
別名:トランスナショナルな企業
別名:トランスナショナル型企業
別名:無国籍企業
別名:超国籍企業
英語:transnational company
英語:transnational corporation

国境の垣根を越えて世界規模で(世界の市場で)事業を展開する企業のこと。一般的には、各国に子会社を置き、子会社が相互に連携して(役割を分担いして)事業を推進し、スケールメリットや販売チャネルの多さなどを活かして国際市場での競争力を勝ち取る、といった特徴を持つ企業を指す。

「トランスナショナル」(transnational)の語は「国境を越えた」といった意味である。類似する意味の言葉として、国家間を跨ぐといった意味の「インターナショナル」(international)、複数の国にまたがるといった意味の「マルチナショナル」(multinational)、地球規模・世界的といった意味の「グローバル」(global)などがある。文脈によっては、トランスナショナル企業(transnational company)と「多国籍企業」(multinational company)や「グローバル企業」(global company)は特に区別されずに扱われている場合もある。

クリストファー・バートレット(Christopher Bartlett)とスマントラ・ゴシャール(Sumantra Ghoshal)は、共著「Managing across borders」において、複数ヵ国で事業展開する企業をマルチナショナル(multinational)、グローバル(global)、インターナショナル(transnational)、そしてトランスナショナルの4タイプに区分した。「トラスナショナル企業」を厳密な意味で扱う場合、このバートレットとゴシャールの理論を前提していることが多い。

バートレットとゴシャールの区分では、複数ヵ国に現地法人を構えて(トップダウン式に)事業展開しスケールメリットを享受する企業がマルチナショナルな企業である。スケールメリットに加えて、地域差を鑑み販売方式・運用方式を最適化する企業がグローバルな企業である。さらに母国の親会社と現地の子会社といった区別を越えて、世界各国各地域の拠点間で技術やノウハウを共有し合い高め合っていく企業がインターナショナルな企業である。そして、これら3要素を全て兼ね備えることのできる企業の在り方がトランスナショナルな企業と位置づけられている。

チーム学習

読み方:チーム学習
別名:チームラーニング
英語:team learning

「学習する組織」(Organizational Learning)理論における実践的方法論としてピーター・センゲ(Peter M. Senge)が提唱した「5つの訓練法」(five disciplines)のうちのひとつ。対話(dialogue)と議論(discussion)を使い分けつつ、同じ目的に向かって協調することでにより、各人の能力を高めていく方法。

「学習する組織」はセンゲ以前に提唱されていた考え方であるが、センゲによって世界的に認められるようになったと評されている。「学習する組織」の理論は、今日では組織の能力・チーム力を高める標準的な考え方のひとつとなっている。

純粋戦略

読み方:じゅんすいせんりゃく

特定の戦略のみを繰り返して行う戦略のこと。

純粋戦略は、例えば、商品の売れ行きが悪くなった場合に「広告を打つ」という1つの戦略のみを行うことである。商品の売れ行きが悪くなれば、広告を打つこと以外に販売促進の人員を増やすなどの手段も考えられるが、純粋戦略では、ケースバイケースで戦略を変更したり、新たな戦略に打って出るといったことは行わない。

ちなみに、確率、統計、あるいは、ケースバイケースによって戦略を変えることを、混合戦略という。混合戦略は純粋戦略の集まりであり、一般的に「戦略」と表現する場合は混合戦略を指すことが多い。

ミシガン研究

読み方:ミシガンけんきゅう
別名:ミシガン研究モデル
別名:ミシガン州立大学研究モデル
英語:Michigan Studies of Leadership

企業のリーダーシップを持つ人の行動と企業の業績との関係を示したもの。

ミシガン研究は、ミシガン大学社会調査研究所がプルデンシャル生命の何人かのリーダーに対して、人間関係と業績のどちらを重視しているのかを調査しまとめたものである。調査のまとめでは、(1)業績最重視、(2)人間関係よりも業績重視、(3)業績と人間関係の重視は同じくらい、(4)業績よりも人間関係重視の4つのパターンに分かれるとしている。そのうち、もっとも生産性の高い組織のパターンは、「(4)業績よりも人間関係重視」であったとの結果を示した。

リーダーシップの行動理論に関する調査研究としては、ミシガン研究と共にオハイオ研究(オハイオ州立大学研究モデル)などもよく知られている。

絶対優位の戦略

読み方:ぜったいゆういのせんりゃく

相手側の複数の戦略に対して、すべて優位に立つことのできる、1つの戦略のこと。

絶対優位の戦略は、企業どうしのプレゼンテーションなどで用いられることが多い。例えば、自社と競合するX社が、A案、B案、C案を提案してくると予想したとする。ここで、X社が3案のうちどれを提案してきたとしても優位に立てる提案を出すことが、絶対優位の戦略となる。

ちなみに、絶対優位の戦略に対して、相手側がどの戦略を仕掛けてきても劣性になる戦略を絶対劣位の戦略という。

絶対劣位の戦略

読み方:ぜったいれついのせんりゃく

相手側がどの戦略を仕掛けてきても劣性に立ってしまう戦略のこと。

絶対劣位の戦略は、競合企業とのシェア争いをする際の戦略の1つとして考えられることが多い。絶対劣位の戦略は、まず競合企業の戦略を予想することから始まる。そして、これらの戦略と自社の戦略とを比較し分析する。その結果、競合企業の戦略すべてに劣性に立ってしまうと予想される戦略が絶対劣位の戦略である。

ちなみに、絶対劣位の戦略に対して相手側の複数の戦略にすべて優位に立つことのできる、1つの戦略を絶対優位の戦略という。

ガードナー国際賞

読み方:ガードナーこくさいしょう
別名:カナダ・ガードナー国際賞
別名:ガードナー・インターナショナルアワード
英語:Gairdner International Award
英語:Canada Gairdner International Awards

カナダのガードナー財団が年次で実施している医学分野の賞。生体医療をはじめとする医学研究の進歩に大きく貢献した者、を顕彰している。

ガードナー国際賞の受賞者は毎年春頃に決定し、秋頃に授賞式が行われる。医学分野では世界的にも権威ある賞であり、ガードナー国際賞の受賞者が数年後にノーベル賞を受賞するケースも珍しくない。

日本人研究者も過去に数名がガードナー国際賞を受賞している。iPS細胞の研究によってノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥は2009年に、森和俊と共にガードナー国際賞を受賞した。

2015年3月には、大隅良典と坂口志文がガードナー国際賞の受賞者に選ばれたと発表された。