新語時事用語辞典とは?

2015年4月17日金曜日

条件適合理論

読み方:じょうけんてきごうりろん
英語:contingency theory
別名:コンティンジェンシー理論

すべての環境に適合するような組織のあり方というものはなく、環境に応じて組織のあり方を変化させてさせることが必要だという理論。

条件適合理論では、組織のあり方に加えてリーダーのあり方についても同様な理論を示している。これは、現在のリーダーシップのスタイルが最適であったとしても、事業の方向性や時代の変化といった、さまざまな現状に応じたスタイルが必要であることを示している。

社内資本金制度

読み方:しゃないしほんきんせいど

企業が事業部に対してお金を貸出し、かつ、資本金を配賦する制度。

社内資本金制度では、事業部が使う資金や配賦された資本金を貸借対照表によって管理する。また、社内金利や配当見合いなども貸借対照表によって管理する。事業部で利益が発生すれば借入金を減少させたり資本金を増加させたりする。

ちなみに、社内資本金制度を導入した事業部制をカンパニー制という。

資本市場線

読み方:しほんしじょうせん
英語:capital market line
英語:CML

無リスク資産の期待利回りから効率的フロンティアの曲線に接するように描画した直線。

資本市場線は、リスク資産と無リスク資産とのポートフォリオを組む際の、最大の期待利回りを求める時に用いられる。

資本市場線はまず、X軸にリスク、Y軸に期待利回りをとった座標上に効率的フロンティアを描画する。無リスク資産の期待利回りとなる座標は「(X,Y)=(0,期待利回り)」となり、この座標から効率的フロンティアの曲線に接するように直線を描画する。

ちなみに、資本市場線と効率的フロンティアの接点をマーケットポートフォリオという。

財務の視点

読み方:ざいむのしてん

財務的な成功を収めるために、従業員や株主などのステークホルダーに対してどのように行動するべきかという視点。

財務の視点では、収益性の向上を課題として健全なキャッシュフローを目指すケースが多い。また、KPIには、売上高やROE、EVAなどが用いられる。

財務の視点は、バランススコアカードにおける4つの視点のうちの1つで、他には、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点などがある。