新語時事用語辞典とは?

2015年6月22日月曜日

内海ダム

読み方:うちのみダム

香川県の小豆島町に位置する多目的ダム。内海の名称は小豆島町の旧名である「内海町」にちなむ。1956年に完成。当初は水道の水源確保を目的としたダムだったが、ほどなく改築されて多目的ダムとなった。1997年に再開発計画が立ち上げられ、同じ場所に新たにダムを建設する取り組みが進められた。

再開発計画で築かれるダムは「新内海ダム」と呼ばれることもあれば、特に新旧の区別なく「内海ダム」と呼ばれていることもある。

新設される内海ダム(新内海ダム)は旧内海ダムのすぐ下流に設けられ、旧内海ダムは新ダムの水中に沈む格好となり、新ダム完成後に撤去される。地元の反対運動などもあって工事は遅れたが、2013年春にダム本体の工事が完了した。

関連サイト:
内海ダム再開発 - 香川県

黒田発言

読み方:くろだはつげん

黒田東彦・日銀総裁が、国会の委員会や金融政策決定会合、記者会見などで述べること。主に、株式相場や外国為替相場に影響を及ぼすような発言を指すことが多い。ちなみに、株式市場や外国為替市場は、要人の発言に対して敏感に反応し値動きする。黒田東彦・日銀総裁も要人の1人である。

黒田発言は、株式相場や外国為替相場に過熱感が現れた時に行うケースが多く、例えば、「これ以上の円安進行は考えられない」という発言があれば外国為替相場は円高方向へ大きく推移する。

なお、黒田発言によって金融市場が混乱した時の現象を「黒田ショック」という。

初期減耗

読み方:しょきげんもう

魚類が、仔魚から稚魚になるまでの間に、そのほとんどが生き残れない現象のこと。

初期減耗は、仔魚が十分な餌を摂取できないこと、また、外敵から狙われやすいことなどが原因とされる。

なお、別の水槽に入れ替えるなどして、魚の環境変化が原因で死亡することも初期減耗という。

医療用麻薬

読み方:いりょうようまやく

主に、がんの痛み治療を目的として用いられる麻薬。

医療用麻薬は、安全性や有効性が確認され国によって承認された薬剤で、医師が必要と認めた患者に対し処方される。痛みを抑えるためのモルヒネや、咳を止めるためのコデインなどが代表的な医療用麻薬として知られている。

医療用麻薬を服用すると便秘や吐き気などの副作用が生じることがあるが、服用を続けると治まることが多い。

ちなみに、医療用麻薬に対して、法律で使用や所持を禁止されているヘロインやコカインなどを不正麻薬という。

不正麻薬

読み方:ふせいまやく

法律により使用や所持を禁止されている麻薬。

不正麻薬の代表的なものとしては、ヘロインやコカインなどが挙げられる。不正麻薬という表現は主に医療用麻薬と対比する際に用いられ、一般的には単に麻薬と表現することが多い。

不正麻薬は、麻薬及び向精神薬取締法により、使用や所持、譲渡、譲受、製造、輸出、輸入などが禁止されている。
関連サイト:
麻薬及び向精神薬取締法 - eGov

少子化白書

読み方:しょうしかはくしょ
別名:少子化社会対策白書
別名:少子化対策白書
別名:少子化社会白書
別名:少子化の状況及び少子化に対処するために講じた施策の概況に関する報告書

政府が作成する、国内の少子化の状況および少子化対策の実施状況について取りまとめた報告書。少子化社会対策基本法・第9条に基づき年次で国会に提出されている。

少子化白書は、出生率の推移を中心とする少子化の状況、少子化対策の取り組みの紹介、今後の方針、といった内容で構成されている。

少子化白書は、少子化社会対策基本法が成立した翌年の2004年(平成16年版)から作成され始めた。第186回国会に提出された平成26年版少子化白書は第11番目の版である。

関連サイト:
少子化対策 > 白書 - 内閣府

ガドリニウム

別名:Gd
英語:gadolinium

1880年に発見された。原子番号64の希土類(レアアース)元素。生体の内部検査の手法であるMRI(核磁気共鳴画像法)の造影剤や、原子力施設における炉心の制御など、さまざまな用途に用いられている。

熱波

読み方:ねっぱ
別名:ヒートウェーブ
英語:heat wave

高温の気団・気塊が流れ込む現象。強烈な暑さが周辺一帯を覆い、酷暑による被害をもたらす。

熱波の定義や明確な基準は定められていないが、当該地域の普段の(平均的な)気温と比べて著しく高温の気塊が総じて熱波と呼ばれている。熱波ほど程度の著しくない高温の気団は暖波と呼ばれる。

熱波とは逆に、著しく低温の気団が流れ込む現象を「寒波」という。