新語時事用語辞典とは?

2015年9月1日火曜日

五輪エンブレム問題

読み方:ごりんエンブレムもんだい
別名:5輪エンブレム問題
別名:東京オリンピックエンブレム問題

2020年東京オリンピックの公式エンブレムとして採用されたデザインの盗用疑惑をめぐる一連の騒動の通称。

2020年オリンピックのエンブレムは2015年7月に公表された。デザイナーでありアートディレクターの佐野研二郎がデザインしたもので、アルファベットの「T」をモチーフとする、黒を中心に据えたデザインだった。

佐野デザイン五輪エンブレムが公表されて間もなく、ベルギーのリエージュ劇場(Theatre de Liege)のロゴと意匠が酷似しているという指摘が、劇場ロゴの考案者本人から挙がった。東京五輪大会組織委員会の側は何ら問題ないとの認識を示している。

五輪エンブレムの模倣疑惑が持ち上がってから、佐野研二郎が過去に手がけた他のデザインについてもいくつかの剽窃疑惑が浮上した。サントリーは同2015年夏に佐野デザインのトートバッグをプレゼントするキャンペーンを行っていたが、そのうち数点をラインアップから外す措置をとるなどしている。

2015年9月1日、大会組織委員会は佐野デザインエンブレムの使用中止の方針を固めたと発表している。

常盤橋街区再開発プロジェクト

読み方:ときわばしがいくさいかいはつプロジェクト

東京都千代田区大手町2丁目を中心とする常盤橋街区に、高層ビルなどを建設する計画の名称。

常盤橋街区再開発プロジェクトは東京駅の日本橋口に位置し、3.1ヘクタールの敷地内に、4棟のビルなどを建設するプロジェクトである。そのうちの1棟は、地上61階、地下5階の高層タワーで、2027年度の竣工が予定されている。また、常盤橋街区における下水ポンプ場や変電所などの整備も併せて進められる。

ちなみに、常盤橋街区再開発プロジェクトは、大手町連鎖型都市再生プロジェクトの第4次事業で、これまでに日経ビルやJAビル、経団連会館、大手町フィナンシャルシティなどが建設されている。

戻り待ちの売り

読み方:もどりまちのうり
別名:戻り待ち
別名:やれやれの売り

相場が下降トレンドにある中、一時的に価格が反発するのを待って手持ち株を売り払うこと。

戻り待ちの売りは、手持ち株が下落した時の損切りのタイミングを探っている状態である。売るに売れずにいる状態から解放されることから、やれやれの売りと表現することもある。

ちなみに、株式相場には「戻り待ちに戻りなし」という格言がある。これは、相場が戻ってくるのを待っていても戻ってこないという意味である。