新語時事用語辞典とは?

2015年9月14日月曜日

ロジャーズ国際商品指数

読み方:ロジャーズこくさいしょうひんしすう
英語:Rogers International Commodity Index
英語:RICI

農作物やエネルギー、金属製品などの商品価格をもとに算出した商品先物指数。1990年代後半に、アメリカ合衆国の投資家であるジム・ロジャーズにより設計された。

ロジャーズ国際商品指数は、4か国、9つの商品市場に上場している37の銘柄を指数として表したものである。対象としている商品は、小麦やトウモロコシ、原油、天然ガス、金、銀、アルミニウム、砂糖、綿花、生牛、ゴムなどが挙げられる。

ロジャーズ国際商品指数は、商品先物取引を行う投資家がよく用いる指標の1つであり、ロジャーズ国際商品指数と連動する投資信託もいくつか販売されている。

関連サイト:
Rogers International Commodity Index - 英語

ホモ・ナレディ

英語:Homo naledi

南アフリカ共和国のライジングスター洞窟で発見された、ヒト属の新種の名称。

ホモ・ナレディは、南アフリカ共和国のウィットウォーターズランド大学のリー・バーガー(Lee R Berger)らによって発見され、生命科学の学術誌『eLife』上で発表された。

ホモ・ナレディは、アウストラロピテクスよりもヒト属に近いとされ、ホモ・エレクトスと比較すると身長は同じくらいで、頭蓋骨は小さいという特徴を持つという。

ちなみに、ライジングスター洞窟の近くには、世界遺産の「南アフリカの人類化石遺跡群」がある。

関連サイト:
Homo naledi, a new species of the genus Homo from the Dinaledi Chamber, South Africa - (英語)

二重底

読み方:にじゅうぞこ

チャート分析における2つの安値圏のこと。

二重底は、ローソク足などで価格の推移を表示した際に、「W」の文字のような形の下部にある2つの地点を指す。

二重底は、底(安値)をつけて反転するという値動きを連続で2回繰り返したものである。チャート分析では、二重底が形成された場合、直前の高値を抜いた地点が買いのサインとなる。一方、高値を抜け切れずに底値を割った場合には下降トレンドで推移することが多い。

片端入れ

読み方:かたはいれ

利息を計算する際に、預け入れた日の利息分を計算しない方法のこと。

例えば、10月1日にお金を預け入れて10月5日に引き出す場合の利息は、片端入れでは4日間分を計算する。

なお、片端入れに対して、預けた日と引き出す日の両日を利息分として計算する方法を両端入れという。

割り負け

読み方:わりまけ
別名:割負け

株価が同業他社と比べて安いこと。

割り負けは、例えばA建設とB建設があり、どちらもほぼ同じ業績にもかかわらずA建設の株価の方が高いとする。この場合、B建設の株価を割り負けと表現する。

また、株価の他に、PERやPBRといった指標が同業他社と比べて悪い場合についても割り負けという。さらに、指標の業種平均や市場平均よりも悪い場合も同様に割り負けと表現する。

マグマ水蒸気噴火

読み方:マグマすいじょうきふんか

活発な火山活動に伴う噴火現象のうち、「マグマ噴火」と「水蒸気噴火」が併発した現象を指す語。

火山から噴煙が立ち上る「噴火」の現象は、地底のマグマが噴出する「マグマ噴火」と、地下水がマグマの熱により圧力を高めて水蒸気爆発を起こす「水蒸気噴火」とに区別される。マグマ水蒸気噴火は、このマグマの噴出と水蒸気爆発が同時に発生した状況を指す語として用いられる。

マグマ噴火では溶岩が山体周辺に文字通り壊滅的な被害をもたらす。水蒸気噴火はマグマを伴わないものの、激しい爆発により火山弾や多量の火山灰を、場合によっては火砕流をも発生させる。

法的瑕疵

読み方:ほうてきかし
別名:法的な瑕疵
別名:法律的な瑕疵

法律に照らした場合に何らかの欠陥や問題が見られる状態。取引対象物が本来あるべき状態にない、本来あってはならない状態にある、あるいは、行政手続に不備や要件の欠如が見られる、という意味で用いられる。

メガベンチャー

英語:mega venture

いわゆる大企業に成長したベンチャー企業。新興のサービス・ビジネスモデルを中心とする「冒険的な事業」を推進するベンチャーでありつつ、ベンチャービジネスが前提とする「コンパクトな企業規模」(中小企業であること)を大きく超えて、もはや大企業に区分されるに至った企業。

メガベンチャーという言い方には明確な定義があるわけではなく、ベンチャーとメガベンチャーを分ける境界は曖昧といえるが、メガベンチャーと呼ばれる企業の多くは事業内容がベンチャー企業のそれであり、かつ、資本金・従業員数・知名度などの面において他の大企業に比肩する上場企業であるといえる。

日本国内では、ITベンチャーとして創業され、短期間で一躍大企業へ成長した、サイバーエージェントやDeNAなどの企業がメガベンチャーと形容されることがある。