新語時事用語辞典とは?

2015年12月18日金曜日

美しい星への行動

読み方:うつくしいほしへのこうどう
別名:エース
英語:Actions for Cool Earth
英語:ACE

2013年に安倍晋三・第96代内閣総理大臣が打ち出した気候変動対策の名称。

美しい星への行動では、2050年までに二酸化炭素の排出量を半減するという目標を実現するために、途上国を始めとする世界各国への技術支援、提供を行う。途上国への支援額は2013年からの3年間で1兆6000億円を見積っている。

また、2015年11月には、新たにACE 2.0を策定し、気候変動対策に取り組む途上国を支援することを目的として、2020年までに官民あわせて年間1兆3000億円の支援を行うことを発表した。日本政府は、この支援によって技術開発を強化し、気候変動に係る国際社会の取組みを下支えしていくとしている。

受渡決済

読み方:うけわたしけっさい
別名:受け渡し決済
別名:受渡し決済

株式や投資信託、先物などの取引において、原商品を引き渡して、対価としてのお金を受け取ること。

先物取引においては、決済期日前に決済されることが多いため、受渡決済はあまり行われない。株式においては、4営業日目に受渡決済が行われる。ただし、原商品となる株券は電子化されているため、手元に届くことはない。

デシル分析

読み方:デシルぶんせき

マーケティング手法の1つで、顧客の購入履歴をもとに購入金額を高い順に10段階に分け、それぞれの層の購入比率や売上高の比率を算出すること。

デシル分析は優良な顧客層がどこにあるのかを知ることができる。そのため、優良な顧客層へ重点的にマーケティング施策をすることができる。

売り返済

読み方:うりへんさい

株式の信用取引において、買い建玉を売り払うこと。

売り返済は、信用取引では一般的に行われる決済方法で、反対売買による返済を指す。

売り返済では、証券会社が買い建玉を取引所へ売却し、売却金額から買い建て金額を差し引いた額が客の口座に振り込まれる。売却金額が買い建て金額を下回っている場合は、客の口座から損失分が差し引かれる。

なお、信用買いの返済方法には、売り返済の他に現引きによる決済がある。

イールドスプレッド

英語:yield spread

債券や株式などの利回りの差のこと。

イールドスプレッドは、債券間の利回りの差や債券と株式の利回りの差を求める際に用いられる。

債券と株式におけるイールドスプレッドは、長期金利から株式配当利回りを差し引いた値で、この値が大きいと株式相場は割高と判断することができ、市場では株式投資よりも債券投資へシフトする傾向にある。一方、イールドスプレッドが小さくなると株式相場は割安と判断されるので、投資家は債券から株式へと投資をシフトする傾向にある。