新語時事用語辞典とは?

2016年2月1日月曜日

試し玉

読み方:ためしぎょく

株式や外国為替の売買において、相場の推移を確認するために、初回に最小の取引単位で建玉する手法のこと。

試し玉は、購入資金に余裕がある場合に、まず試しとして最小単位で建玉する。相場が予想通りに推移すれば徐々に建玉を増やしていく。また、予想通りに推移しなかった場合はナンピンを入れていく。

試し玉は、相場予想の当たり外れに関係なく買い増ししていく。これにより、一度にまとめて建玉する場合よりもリスクが抑えられるというメリットがある。一方、利益は一度にまとめて建玉する場合よりも少なくなる。

三割高下に向かえ

読み方:さんわりこうげにむかえ
別名:3割高下に向かえ

株価がある地点から3割変動した所が売買ポイントであるという株式相場の格言。

三割高下に向かえの格言は逆張りの手法の1つで、ある日を基準に株価が3割上昇した所が売り場で、3割下降した所が買い場であるとしている。例えば、政権交代や政策金利の見直しなどが行われて株価が下落したら、その日の株価から3割下落した所が買い場になる。

三割高下に向かえは、江戸時代に米相場で財を成した牛田権三郎の「三猿金泉秘録」に収録されている「高下とも五分、一割にしたがいて、二割、三割は向かう理と知れ」を起源としている。

総合乖離率

読み方:そうごうかいりりつ

テクニカル指標の1つで、長期と中期、および短期の移動平均乖離率を合計したもの。

総合乖離率は、3つの移動平均乖離率の合計値から、相場がどのような位置にあるかを確認することができる。総合乖離率がプラスであれば相場は高値圏、マイナスであれば安値圏にあることが多い。

総合乖離率は、投資スタンスや銘柄の値動きの特性によりさまざまな数値が用いられる。一般的には、200日線、25日線、9日線がよく用いられるが、200日線、75日線、25日線なども用いられる。

とくし丸

読み方:とくしまる

徳島県徳島市に所在する小売業者の名称。または、小売サービスの名称。

とくし丸は、軽トラックに肉や魚、野菜、果物、菓子、日用品などを積み、住宅街を中心に商品を販売する移動型のスーパーマーケットである。

とくし丸は、その地域の提携しているスーパーマーケットから商品を仕入れ、近隣住民や高齢者などを対象に販売している。提携しているスーパーマーケットは、丸正(東京都)、フクヤ(京都府)、やまのぶ(愛知県)、アスタラビスタ(福岡県)などとなっている。

関連サイト:
とくし丸

更生保護施設

読み方:こうせいほごしせつ

非行少年の社会復帰の支援や、再犯防止のための指導を行うことを目的として設けられた施設のこと。

更生保護施設では、生活基盤として食事や入浴、寝泊まりできる場所などを提供している。また、日常の生活における指導や援助、自立に向けた指導や援助なども行っている。その他には、酒や薬物に依存しないための教育やSST、コラージュ療法なども取り入れ、健全な社会人育成を行っている。

関連サイト:
更生保護施設とは - 法務省

マイナス金利

読み方:マイナスきんり

金融機関にお金を預けることによって発生する負の金利のこと。マイナス金利では預金額は目減りする。

マイナス金利は、一般的には中央銀行が民間の金融機関に対して行うものである。例えば、民間銀行が日本銀行へ1000万円預け入れており、その金利が-0.1%の場合、1年後には金利として1万円差し引かれるため残高は999万円に目減りする。

マイナス金利は、景気が低迷、停滞している時の金融政策の1つで、銀行の企業への融資を促進して景気の回復を目的として実施される。

マイナス金利は、過去にはデンマークやスイス、スウェーデンなどが実施しており、日本でも2016年2月から実施された。