新語時事用語辞典とは?

2016年2月17日水曜日

マイナス金利銘柄

読み方:マイナスきんりめいがら
別名:マイナス金利関連銘柄
別名:マイナス金利株
別名:マイナス金利関連株

日本銀行が2016年2月に導入したマイナス金利付き量的・質的金融緩和政策によって、株価が変動する銘柄の総称。

マイナス金利銘柄は、総じて金利の変動に敏感な銘柄の集まりである。マイナス金利による影響は、民間銀行においては預金金利の引き下げによる客離れ、証券会社においては銀行預金から株式投資への資金の流入、不動産業においては長期ローン金利の引き下げによる購買需要の増加、建設業においては建設需要の増加などが挙げられる。

主なマイナス金利銘柄には、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行、野村證券、大和証券、三井不動産、住友不動産、大成建設、ミサワホームなどが挙げられる。

混合二点底

読み方:こんごうにてんぞこ
別名:混合2点底

ローソク足のパターンの1つで、逆三尊を形成している途中で大陽線が出現し、逆三尊の形にならずに価格が上昇していくパターンのこと。

逆三尊は、3回の底値をつけてその後に上昇していくパターンだが、混合二点底は、2回の底値の後に価格が上昇していくパターンである。一般的には、大陽線の出現後に高値更新、安値更新することなくじり高で推移し、数日後に再び大陽線が出現した時に混合二点底と判断することが多い。

なぎなた底

読み方:なぎなたぞこ
別名:薙刀底

ローソク足のパターンの1つで、上昇トレンドにおいて、価格が一服した後に揉み切りの陽線が出現するパターンのこと。ローソク足の並びが薙刀に似ていることから呼ばれる。

なぎなた底は、陽線が連続して出現した後に中陰線(あるいは大陰線)が出現する。その後もみ合いの状態が数日続き、最後に大陽線が出現するパターンである。

なぎなた底の出現は上昇トレンドがまだ継続していることが多く、買いのシグナルとなる。なお、大陽線の出現した日の終値は、直近の高値を抜いていなくてもよい。

揉み切りの陽線

読み方:もみきりのようせん
別名:揉みきりの陽線
別名:もみ切りの陽線

ローソク足のパターンの1つで、保ち合い相場で大陽線、あるいは、中陽線が出現するパターンのこと。

揉み切りの陽線は、売り買いが交錯する中で、次第に売り圧力が減少していった時に出現する。高値圏における揉み切りの陽線は、上昇トレンドの継続を意味する。また、安値圏においては、下げ止まりを意味する。高値圏、安値圏のどちらに出現した場合でも、揉み切りの陽線の出現は買いのシグナルとなる。

ASEAN4

読み方:アセアンフォー

ASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟している国のうち、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアの4か国のこと。

ASEAN4は、ASEANの前身となるASA(東南アジア連合)を設立したタイ、フィリピン、マレーシアの3か国と、ASEANの設立時から加盟しているインドネシアを加えた4か国を指す。

ちなみにASEAN諸国は、ASEAN4とシンガポール、ブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアの6か国を加えた10か国である。