新語時事用語辞典とは?

2016年6月13日月曜日

大企業景況感

読み方:だいきぎょうけいきょうかん

内閣府と財務省が四半期ごとに実施する法人企業景気予測調査における、大企業の景況判断指数のこと。

法人企業景気予測調査は、資本金が1000万円以上の法人に対して行われるもので、そのうち資本金が10億円以上の企業を大企業と分類している。大企業は、全企業のうちおよそ5%超を占めている。

大企業景況感は、大企業に対して、前期と比べて景況が上昇、下降、あるいは不変だったのかのアンケートに基づき、上昇したと回答した企業の構成比から下降したと回答した企業の構成比を差し引いた数(BSI)で表す。たとえば、上昇したと回答した企業の構成比が45%で、下降したと回答した企業の構成比が40%であれば、BSIは5となる。

大企業景況感は、今期と前期のBSIを比較することで景気判断することが多い。今期BSIが前期BSIよりも上回っていれば景気は上昇したと判断することができ、下回っていれば
景気は下降したと判断することができる。

関連サイト:
法人企業景気予測調査 - 財務省

9マス将棋

読み方:きゅうマスしょうぎ

縦3、横3の9つのマス目を用いた将棋。棋士の青野照市が考案、日本将棋連盟が監修し、幻冬舎が販売する。

9マス将棋では、王と金、銀、飛、角、桂、香、歩の8つの駒から3つの駒を選んで配置する。配置のパターンは40通りある。ルールは基本的に通常の将棋と同じである。

9マス将棋は、主に将棋の子どもや初心者向けに作られたもので、「詰み」や「大手」などが容易に覚えられるとされる。なお、配置のパターンによっては初心者以外でも楽しむことができる。

なお、幻冬舎では、9マス将棋の他に7路盤の囲碁も販売している。

関連サイト:
幻冬舎エデュケーション局

水うちわ

読み方:みずうちわ

雁皮紙にニスを塗って仕上げたうちわ。岐阜県美濃地方の伝統工芸品の1つ。

水うちわで用いる和紙は美濃手漉き和紙の雁皮紙(がんぴし)と呼ばれるもので、他の和紙と比べて繊維が細かいという特徴がある。水うちわは、雁皮紙にニスをり透明感を出したものになっている。一般的なうちわよりも縦長の形状をしているものが多い。

水うちわの語源は定かではないが、水のように透明であるといった説や、水につけて使用するといった説などいくつかの説がある。

進行性乳がん

読み方:しんこうせいにゅうがん
別名:進行性乳ガン
別名:進行性乳癌

比較的進行した状態の乳がん。

乳がんは、がんの進行度によってステージ0からステージ4までの5段階に分かれる。そのうち進行性乳がんは、ステージ3、または、ステージ4の状態を指す。

ステージ3の進行性乳がんは、乳房に5cm以上の腫瘍が見られ、リンパ節への転移が認められるものである。一般的にはホルモン療法や化学療法、放射線照射などによって治療が行われる。

ステージ4の進行性乳がんは、肺や肝臓、骨などに転移が認められるものである。抗がん剤による治療が中心で、ホルモン療法を用いる場合もある。

関連サイト:
乳がん - 国立がん研究センター(PDF)