新語時事用語辞典とは?

2017年6月22日木曜日

未利用魚

読み方:みりようぎょ
別名:マイナー魚

漁獲される魚のうち、充分な水揚げ量や標準規格を満たせないなどの理由で、
食品としての利用が進んでこなかった魚のこと。

水産物市場の一部では、未利用魚に食品としての価値を持たせようとする動きもあり、
加工研究や個人向けの販売を促進している。

未利用魚の食品としての利用は、従来低価格でしか取引されなかった未利用魚に付加価値をつける。このため、漁船の燃油価格高騰や魚価安による漁業関係者への影響を緩和することが期待される。

そうざい半製品

読み方:そうざいはんせいひん

食肉、魚介類又は野菜類などを加工、調理、成型したもののうち、凍結されておらず、食べられる前に適切な加熱調理を必要とするもの。

そうざい半製品は、その製造と販売について、厚生労働省が定める「弁当及びそうざいの衛生規範」に衛生管理の基準が該当する。ただし、製品としての加工状態は生肉と同様の段階であるため、生肉を原材料に用いたそうざい半製品は食中毒の原因となる細菌を含んでいる可能性がある。このため、生肉を含んだそうざい半製品を製品の中心までよく加熱せず、食中毒にかかる消費者が見られる。

そうざい半製品の加熱調理の必要時間は各製品ごとに異なるが、一般的には75度以上で1分以上の加熱、ノロウィルスへの対策として85度以上で90秒以上の加熱が推奨されている。