新語時事用語辞典とは?

2011年5月12日木曜日

スペイン南部大地震

読み方:スペインなんぶだいじしん

スペイン南部のムルシア地方で、2011年5月11日(現地時刻では午後6時)頃に発生した、強い地震。地震の規模はマグニチュード5.3と見られている。スペインでは未曾有の大地震であるという。

ヨーロッパでは石造りの建物が多く、耐震性が総じて低い。そのため、地震による被害が出やすい。地震発生から数時間後の情報では、ムルシア地域のロルカなどで建物の崩落などが多数発生し、既に10名以上の死者、百数十名の負傷者が報告されている。

放射性汚泥

読み方:ほうしゃせいおでい

比較的高濃度の放射性物質を含む汚泥。

2011年5月初頭から、放射線モニタリングの結果、福島県福島市・郡山市・栃木県宇都宮市といった福島第1原発周辺の複数の下水処理施設において、数万ベクレルから数十万ベクレル単位の放射性セシウムが検出されている。

放射性汚泥については「食品衛生法の暫定規制値」のような対応方法の指針があるわけではないが、1kgあたり10万ベクレルを超える放射性汚泥は焼却処理などをした上で保管するよう、原子力災害対策本部が指針をまとめたと発表されている。

関連サイト:
東日本大震災への対応 -首相官邸ホームページ

えとぴりか

2012年以降の北方四島交流等事業において使用される船舶の名称。公募を経て2011年5月に決定した。

名称の由来となっている「エトピリカ」はアイヌ語で、北方四島周辺の海域などに生息する海鳥の名。鮮やかなオレンジ色の嘴や飾り羽を特徴とする。

北方四島交流等事業は、元島民が自由に郷里を訪問したり、ビザなしで行き来できるようにし交流を図ろうとするもの。従来使用していたチャーター船は老朽化が進み、新たに建造が進められていた。

関連サイト:
後継船舶の就航 - 内閣府北方対策本部

安全の鐘

読み方:あんぜんのかね

交通安全などに関して「警鐘を鳴らす」ために設けられた鐘。大規模な交通事故があった現場や慰霊碑などに、モニュメントとして設置されることも多い。

1985年に発生した日航ジャンボ機墜落事故、1991年に発生した、信楽高原鉄道とJR西日本の車両正面衝突事故などで、それぞれ事故現場近くの慰霊碑と共に安全の鐘が建てられている。

式年遷宮

読み方:しきねんせんぐう
英語:Regular Shrine Removal

社殿を従来の社殿とは別に新しく建て、神体、神座、および関連する儀式の一切を新しい社殿に移すこと。特に伊勢神宮において20年ごとに行われる「神宮式年遷宮」を指すことが多い。

御用材と呼ばれる選りすぐられた材木を用い、宮大工の手によって加工・建築が行われる。神宮式年遷宮では、正殿をはじめ十数の社殿が建て替えられる。

神宮式年遷宮はすでに1300年間にわたって行われてきたと言われている。西暦2000年以降初となる式年遷宮の儀式は2013年に行われる予定である。

関連サイト:
伊勢神宮式年遷宮広報本部 公式ウェブサイト