新語時事用語辞典とは?

2013年2月18日月曜日

竹島の日

読み方:たけしまのひ

竹島が1905年2月22日に島根県の管轄下となったことを記念して、島根県が定めた記念日。100周年に当たる2005年に、島根県議会で制定された。以降、毎年2月22日に記念式典などが行われている。

竹島の日は、「竹島の日を定める条例」により規定されている。「竹島の日を定める条例」の条文には、「竹島の領土権の早期確立を目指した運動の推進」、「竹島問題についての国民世論の啓発を図る」という趣旨が明記されている。

韓国は、竹島を「独島」(ドクト)と名付け、独島は自国領であると主張している。韓国は武力によって竹島を占領しており、ほぼ実効支配に近い体制を敷いている。韓国は竹島の日の制定を受けて反発・抗議の姿勢を見せている。

2012年12月に発足した第二次安倍内閣は、政府が主催して「竹島の日」の式典を催すと表明していたが、2013年2月の式典については、政府主催では執り行わない方針を示した。菅義偉・内閣官房長官は、政権が発足してからまだ間もないことを主な理由としている。ただし2013年2月19日の見込みでは、国会議員の出席者は過去最多に上る見通しである。

関連サイト:
竹島の日を定める条例 - 島根県

チェバルクリ湖

読み方:チェバルクリこ
英語:Chebarkul Lake

ロシア西南部、チェリャビンスク州にある湖。一年のうち約半年間は凍結している。2013年2月15日に隕石が落下した、その落下地点の一つとなった。

2013年2月15日に地上に落下した隕石は推定質量10トン程とみられる大型の隕石で、上空数十キロの位置で分解飛散したと見られている。落下中に発生した衝撃波と、破片の落下により、チェリャビンスク州周辺の住民1000名以上が怪我などの被害を負った。

NASAによれば、上空で爆発・分解した際の衝撃は、広島に落とされた原子爆弾の30倍ものエネルギーがあったという。

隕石落下の翌日、チェバルクリ湖の湖面を覆う氷には直径数メートルの穴があいていた。穴の周辺には直径1センチメートル程度の鉱石が散在しており、その含有物から隕石の一部であると断定された。この隕石は「チェバルクリ隕石」(Chebarkul meteorite)と名付けられるという。

KN-08

別名:KN-08ミサイル
別名:KN-08 missile

北朝鮮が開発しているとされる新型の弾道ミサイル。中距離弾道ミサイル(IRBM)か、あるいは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推測されている。

KN-08は2012年4月の太陽節で初めて公開された。太陽節は金日成の誕生を記念する祝日であり、2012年はちょうど生誕100年にあたっていた。公開時の写真から、KN-08は全長18~20メートル、直径は2メートル前後と推定されている。従来型ミサイルと比較すると、KN-08の射程距離はざっと5000~6000キロメートル、あるいはそれ以上の射程を持つ可能性があるという。

2012年に公開された時のKN-08は、示威目的のハリボテに過ぎなかったという見解がある。しかし、2013年2月に北朝鮮が新型ミサイルのエンジンの燃焼実験を実施したことで、KN-08の存在が確実視されることとなった。

2013年2月19日現在、KN-08の開発がどの程度進んでいるのかは詳らかでない。

関連サイト:
北朝鮮、3回目の核実験前日に移動式ICBMのテスト - 朝鮮日報日本語版 2013年2月18日

遺族生活資金

読み方:いぞくせいかつしきん

1つの世帯において、世帯主に万一のことがあった場合、残された妻、および、子のそれぞれが生活していくために必要なお金のこと。

残された妻の場合は、末の子が大学を卒業した時点での平均余命年数を求め、次の計算式によって求めることができる。

(1) 月にかかる生活費×12×平均余命年数×0.5

一方、子の場合は、末の子が大学を卒業するまでの年数を求め、次の計算式によって求めることができる。

(2) 月にかかる生活費×12×大学を卒業するまでの年数×0.7

遺族生活資金は、(1)と(2)の合計額になる。

うねり取り

読み方:うねりどり

株式相場の張り方の1つで、うねりのように上げ下げを繰り返しながら推移している銘柄を安値圏で買い、高値圏で売り抜けること。

うねり取りは、半年から1年、2年程度の長期スパンで見ることが多い。チャートでは主に週足を用いて、安値圏にある銘柄を探し出す。

うねり取りでは、安値圏にある銘柄がブレイクアウトして上昇トレンドに入ったと判断した時に買いを入れる。そして、目先の損益にはあまり気にせずに半年から1年、2年程度保有する。

うねり取りでの売り抜けは、週足を用いて、高値圏に突入した時になる。

ちなみに、1か月から数か月程度のスパンで売買を行う方法をリズム取りという。

リズム取り

読み方:リズムどり

株式相場の張り方の1つで、リズムをとるようなテンポで上げ下げを繰り返しながら推移している銘柄を安値圏で買い、高値圏で売り抜けること。

リズム取りは、1か月から数か月程度のスパンで見ることが多い。チャートでは主に日足を用いて、安値圏にある銘柄を探し出す。

リズム取りでは、安値圏にある銘柄がブレイクアウトして上昇トレンドに入ったと判断した時に買いを入れる。そして、目先の損益にはあまり気にせずに1か月から数か月程度保有する。

リズム取りでの売り抜けは、日足を用いて、高値圏に突入した時になる。

ちなみに、半月から1年、2年程度のスパンで売買を行う方法をうねり取りという。

円高地合い

読み方:えんだかじあい

為替相場において、円が買われて円高の方向へ推移している状態のこと。

円高地合いになる要因としては、日本の経済状況が上向きであることや、日本の政策金利が引き上げられることなどが挙げられる。つまり、日本にとって良い状況が起きれば円高地合いになることが多い。

また、アメリカ合衆国や欧州連合(EU)の経済状況が悪化したり、これらの国々の政策金利が引き下げられることでも円が買われるため円高地合いになることが多い。

円安地合い

読み方:えんやすじあい

為替相場において、円が売られて円安の方向へ推移している状態のこと。

円安地合いになる要因としては、日本の経済状況が下向きであることや、日本の政策金利が引き下げられることなどが挙げられる。つまり、日本にとって悪い状況が起きれば円安地合いになることが多い。

また、アメリカ合衆国や欧州連合(EU)の経済状況が良化したり、これらの国々の政策金利が引き上げられることでも円が売られるため円安地合いになることが多い。

ユーロドル

アメリカ合衆国以外の銀行に預けられた米ドル建て預金のこと。

ユーロドルは、ヨーロッパを中心に取引が行われていたことからユーロという名前が付いているが、日本やシンガポール、香港などの銀行に預けられた米ドル建て預金もユーロドルという。

ちなみに、為替取引においては、通貨ペアの1つとしてユーロドルという言葉が用いられている。

モメンタム投資

読み方:モメンタムとうし

株式相場において、相場の時流に乗って売買する投資方法のこと。

モメンタム投資では、例えば、株価がどんどん上昇している銘柄や出来高がどんどん膨らんできている銘柄などに対して買い注文を出す。一方、株価がどんどん下降している銘柄や出来高がどんどん細くなってきている銘柄などに対して売り注文を出す。

モメンタム投資は順張りの投資手法であり、相場の波に乗ることができれば、比較的短期間で利益を発生させることができる。その反面、高値掴みをすることもあり、その場合には損失を被る可能性がある。

商い三年

読み方:あきないさんねん
別名:商い3年

ことわざの1つで、商売は、始めてから3年経たないと利益は出ないということ。

商い三年は、商売を始めたからといってすぐに成功することはほとんどなく、儲けがなくても辛抱して商売を続けなさいという教えが含まれている。

商い三年と同じようなことわざに、売り出し三年、石の上にも三年などがある。

売り出し三年

読み方:うりだしさんねん
別名:売り出し3年
別名:売出し三年
別名:売出し3年

ことわざの1つで、商売を始めて3年間しっかりした商売をすれば、あとはうまくいくということ。

売り出し三年は、商売を始めてから3年間はあまり冒険せずに基礎を固めることが大切であるという教えや、基礎を固めれば、その後の商売はうまく進んでいくという教えなどが含まれている。

売り出し三年と同じようなことわざに、商い三年がある。

アイザーウェイ

英語:either way
別名:チョイス

為替相場において、ビッドとアスクが同じ価格の状態のこと。

アイザーウェイは、例えば米ドル/円のビッドが93.50円、アスクも93.50円になることである。

外国為替証拠金取引(FX)では、ビッドよりも少し高い価格でアスクを設定しており、その差がスプレッドになっている。アイザーウェイは、スプレッドが0になった状態である。スプレッドの設定はFX業者によって異なるが、あらかじめ最小スプレッドを設定している所では、最小スプレッドよりスプレッドが小さくなることはないため、アイザーウェイは発生しない。

アウトライト

英語:outright
別名:アウトライト取引

外国為替取引の1つで、売り戻しや買い戻しの条件を付けないで、売り注文、あるいは、買い注文を行うこと。

アウトライトは、為替リスクを伴わない取引に用いられることが多い。一方、為替リスクを伴うような取引では、直物為替と先物為替を組み合わせた為替スワップ取引が用いられる。

なお、売買益を狙って売り注文、あるいは、買い注文を行うことをアウトライトという場合がある。

預り保証金

読み方:あずかりほしょうきん

取引先との営業取引で一時的に預かったお金を管理する時に適用する勘定科目のこと。預り金の1つ。

預り保証金には、営業保証金や入札保証金などが挙げられる。これらのお金は、一般的には固定負債として扱われることが多いため、長期預り保証金として処理される。なお、1年以内に返済することが決まっている場合には流動負債として扱われる。

ちなみに、営業保証金や入札保証金などの預かり保証金は有価証券などで代用されることもある。

アダプト制度

読み方:アダプトせいど
別名:里親制度

公園や道路など、かつて行政が維持管理していた施設を、企業や市民団体が管理する制度のこと。里親制度ともいう。

アダプト制度は、公園や道路などの施設を企業や市民団体に管理させることで美化意識の向上や地元施設への愛護心を持ってもらうことを目的としている。

行政は、アダプト制度のもとで活動する企業や市民団体に対して清掃用具などを支給したり、ボランティア保険への加入などの支援を行う。

アクセプタンス

別名:一覧払輸入手形決済相場

信用状付手形を決済する際の相場のこと。一覧払為替相場の1つ。

アクセプタンスは、銀行が一覧払輸入手形を売る時のレートで、TTSレートに立替金利を加えたものになる。

立替金利は、銀行が立替払いをしてから資金を回収するまでにかかる日数に対して発生する。

ちなみに、一覧払為替相場は対顧客相場の1つで、他には電信為替相場と期限付手形買相場が挙げられる。

アトサイト

別名:一覧払輸出手形買相場

信用状付一覧払輸出手形を決済する際の相場のこと。一覧払為替相場の1つ。

アトサイトは、銀行が信用状付き手形を買う時のレートで、TTBレートから立替金利を差し引いたものになる。

立替金利は、銀行が立替払いをしてから資金を回収するまでにかかる日数に対して発生する。

ちなみに、一覧払為替相場は対顧客相場の1つで、他には電信為替相場と期限付手形買相場が挙げられる。