新語時事用語辞典とは?

2013年4月22日月曜日

買いぶら下がり

読み方:かいぶらさがり

信用取引で買った株式が値下がりして、そのままの状態にしておくこと。

株式取引において評価損が発生した場合、損切りして損失額を抑えたり、ナンピン買いで平均購入価格を下げるなどして対処することが多いが、買いぶら下がりは損切りもナンピン買いもしないことをいう。

ちなみに、買いぶら下がりの状態が続くと、追加の保証金(追証)が発生することがある。

下げ足の差し込み線

読み方:さげあしのさしこみせん

ローソク足のパターンの1つで、下降トレンドにおいて差し込み線が出現した状態のこと。

下降トレンドにおいて底をつけるように陰線が出現した場合、上昇トレンドへの転換点と見る向きもあるが、前日の陰線の実体に納まる陽線の場合には、下降トレンドはまだ継続していることが多い。
下げ足の差し込み線の出現は、売りのエントリーポイントになる。

上げ足の差し込み線

読み方:あげあしのさしこみせん

ローソク足のパターンの1つで、上昇トレンドにおいて差し込み線が出現した状態のこと。

上昇トレンドにおいて天井をつけるように陰線が出現した場合、下降トレンドへの転換点と見る向きもあるが、前日の陰線の実体に納まる陽線の場合には、上昇トレンドはまだ継続していることが多い。
差し込み線の出現は、売りのエントリーポイントになるが、上昇トレンドにおいては買いのエントリーポイントになる。

無差別買い

読み方:むさべつがい

投資家が、株式を選別せずに買うこと。

無差別買いは、相場全体が過熱して買いが買いを呼ぶような状況において行われる。

一般的に株式を購入する際には、テクニカル面やファンダメンタル面などから銘柄を選定する。しかし、このような選定を行わないまま購入することを無差別買いという。

相場全体が上昇トレンドにあれば無差別買いで利益が発生することもあるが、一般的には高値掴みになることが多い。

月曜ぼけ

読み方:げつようぼけ
別名:月曜ボケ

月曜日の株式相場が活気ない様子のこと。

休日明けの月曜日は、相場に参加する投資家が少ないことがある。そのため、商いは閑散とした状態になりやすい。

東京株式市場においては、先週のニューヨーク株式市場の流れを受け継いで取引が始まることが多いが、休日に政治的、社会的な事件が発生した場合には月曜ぼけにならずに相場が大きく動く。

エシカルファンド

英語:ethical investment fund

社会性評価の高い企業を組み入れた投資信託の総称。エシカル(ethical)には、「倫理的な」、「道徳上の」という意味がある。

エシカルファンドは、エコファンドや地球温暖化対策ファンドなどと同様に、社会的責任投資(Socially Responsible Investment、SRI)の1つである。

エシカルファンドでは、武器製造、動物実験、酒、タバコ、ギャンブル、ポルノなどに関連する企業はファンドの組み入れ対象外になる。

小戻す

読み方:こもどす

株価や為替などの価格が、少しだけ上昇すること。

小戻すは、例えば株式相場においては、1000円から900円へ値下がりした後、910円程度の小幅反発した時に用いられる。一般的には半値戻しとなる950円よりも安い価格で、1%前後値上りした場合である。

また、為替相場においては、0.1%前後の値上がり時に用いられる。例えば、米ドル/円が99.000円から95.000円へ円高になった後、95.095円へ円安に推移した場合である。

小じっかり

読み方:こじっかり

株価や為替などの価格が、基準となる日、あるいは、時間帯よりも僅かに高い状態のこと。

小じっかりは、例えば株式相場においては、前場引けや大引けの値動きが前日の終値よりも僅かに高い時に用いられる。小じっかりの値幅は特に決められていないが、1株1000円の株式が10円程度値上りした場合である。

また、為替相場においては、当日の為替レートが前日の終値よりも僅かに高い時に用いられる。

ケツ入れ

読み方:ケツいれ
別名:けつ入れ

信用取引で売り建てした株式が値下がりして、買い戻すこと。

ケツ入れの「ケツ」はお尻のことで、体の下のほうにあることから、株価の下のほうで買いを入れることを意味している。

ケツ入れでは、売り建てした時の株価より下の株価で買い戻しているため、利益が発生する。例えば、1000円で売り建てして800円で買い戻す時にケツ入れという。

ロンドン円

読み方:ロンドンえん

ロンドン外国為替市場で取引される円の価格のこと。

ロンドン円は、ロンドン外国為替市場が開場している9時から17時頃までの英ポンド/円や米ドル/円、ユーロ/円などのレートを指す。なお、日本時間では18時から翌2時頃までとなる。

ロンドン円は、東京外国為替市場での為替レートを引き継いだ形で相場が動く。また、イギリスやユーロ圏の経済指標の発表などで動意づく。

ロンドン外国為替市場が閉場すると、ロンドン円は、ニューヨーク外国為替市場へ引き継がれる。ちなみに、東京外国為替市場で取引される円の価格を東京円、ニューヨーク外国為替市場で取引される円の価格をNY円という。

NY円

読み方:ニューヨークえん
別名:ニューヨーク円

ニューヨーク外国為替市場で取引される円の価格のこと。

NY円は、ニューヨーク外国為替市場が開場している9時から17時頃までの米ドル/円やユーロ/円などのレートを指す。なお、日本時間では23時から翌7時頃までで、サマータイムの時は22時から翌6時頃までとなる。

NY円は、ロンドン外国為替市場での為替レートを引き継いだ形で相場が動く。また、アメリカ合衆国の経済指標の発表などで動意づく。

ニューヨーク外国為替市場が閉場すると、NY円は、東京外国為替市場へ引き継がれる。ちなみに、東京外国為替市場で取引される円の価格を東京円、ロンドン外国為替市場で取引される円の価格をロンドン円という。

放れ三手

読み方:はなれさんて

ローソク足のパターンの1つで、相場のトレンドとは反対の方向に陽線、あるいは、陰線が3本連続で出現した状態のこと。

下降トレンドにおける放れ三手は、陰線が続いた後に陽線が3本連続で出現した場合で、売りのエントリーポイントになる。また、利食い売りのポイントにもなる。

一方、上昇トレンドにおける放れ三手は、陽線が続いた後に陰線が3本連続で出現した場合で、買いのエントリーポイントになる。また、押し目買いのポイントにもなる。

たくり線

読み方:たくりせん

ローソク足のパターンの1つで、下ひげの長い陰線のこと。

たくり線は、前日よりも安値で寄り付き、その後もじりじりと値を下げるが、一転して急反発したものである。ローソク足では下ひげの長い陰線になる。

たくり線の出現は、最初は売り圧力が強いために値を下げるが、その後に買い圧力が売り圧力を上回った結果である。そのため、翌日の寄り付きが買いのエントリーポイントになる。

ロングビーチ

英語:Long Beach

文字通りには「長い浜」。地名としては米国カリフォルニア州の都市を指すことが多い。また、同市で開催されるインディカー・シリーズの大会である「ロングビーチ・グランプリ」の通称としても多く用いられる。

2013年4月21日にインディカー・シリーズ第3戦決勝がロングビーチで開催され、佐藤琢磨が日本人として初めて優勝を飾った。