新語時事用語辞典とは?

2013年4月19日金曜日

受取手付金

読み方:うけとりてつけきん

商品などを販売する際に、代金の一部を手付金として受け取った時に計上する勘定科目。

手付金は、内金とともに前渡金として計上することが多いが、内金と区別する時には受取手付金として処理する。ちなみに、受取手付金として計上した場合は、売主、および、買い主とも売買契約の解除が可能になる。

受取手付金の仕訳は次のようになる。

(例)商品の代金の一部として5000円を手付金として受け取った。

(借方)現金    5000
(貸方)受取手付金 5000

支払手付金

読み方:しはらいてつけきん

商品などを購入する際に、代金の一部を手付金として前払いした時に計上する勘定科目。

手付金は、内金とともに前渡金として計上することが多いが、内金と区別する時には支払手付金として処理する。ちなみに、支払手付金として計上した場合は、売主、および、買い主とも売買契約の解除が可能になる。

支払手付金の仕訳は次のようになる。

(例)商品の代金の一部として10000円を手付金として前払いした。

(借方)支払手付金 10000
(貸方)現金    10000

許容スリッページ

読み方:きょようスリッページ

主に外国為替証拠金取引(FX)において、注文価格と約定価格との差を許容するレートのこと。

為替レートが大きく変動している時は、注文時の価格と約定時の価格が大きく乖離することがある。許容スリッページは、このような想定外の約定を避けることができる。

例えば、許容スリッページを1.5銭に設定した場合、注文時の価格から1.5銭以上乖離した価格では約定しない。

許容スリッページは、オンライン取引であれば取引画面からいつでも設定、変更できる。

少額減価償却資産

読み方:しょうがくげんかしょうきゃくしさん

減価償却の対象になる資産のうち、金額が10万円未満、あるいは、使用可能期間が1年未満の資産のこと。

少額減価償却資産は、減価償却として費用配分することも、一括して費用計上することもできる。

青色申告をしている企業の場合は、30万円未満までが少額減価償却資産として特例で認められている。なお、複数の少額減価償却資産がある場合には、合計額が300万円までが少額減価償却資産として認められる。

単元未満株式

読み方:たんげんみまんかぶしき
別名:単元未満株

1単元の株数に満たない株式のこと。

単元未満株式は、株式分割や新株予約権付社債の権利行使などで発生する。例えば、株式分割により1株が1.5株になった場合、保有している100株が150株に増える。1単元が100株なら、50株が単元未満株式になる。

単元未満株式は証券会社、あるいは、発行会社を通じて売却することができる。

下げ三法

読み方:さげさんぽう

ローソク足のパターンの1つで、下降トレンドにおいて保ち合い相場を下抜けした状態のこと。

下げ三法は、大陰線が3つの陽線をはらんだ状態で、その後に出現する大陰線が前の大陰線の安値を下へ抜いた時である。

下げ三法の出現した翌日の寄り付きが売りのエントリーポイントになる。

なお、上昇トレンドにおいて保ち合い相場を上抜けした状態を上げ三法という。

上げ三法

読み方:あげさんぽう

ローソク足のパターンの1つで、上昇トレンドにおいて保ち合い相場を上抜けした状態のこと。

上げ三法は、大陽線が3つの陰線をはらんだ状態で、その後に出現する大陽線が前の大陽線の高値を上へ抜いた時である。

上げ三法の出現した翌日の寄り付きが買いのエントリーポイントになる。

なお、下降トレンドにおいて保ち合い相場を下抜けした状態を下げ三法という。

三ツ星

読み方:みツぼし
別名:三つ星
別名:3ツ星
別名:3つ星

ローソク足のパターンの1つで、上昇トレンド、あるいは、下降トレンドにおいて極線が3つ続いて出現した状態のこと。

上昇トレンドにおいて三ツ星が出現した場合は買い一服の状態になるが、その後に上放れした時は、さらに上昇することが多い。そのため、上放れした翌日の寄り付きが買いのエントリーポイントになる。一方、下降トレンドにおいて三ツ星が出現した場合は売り一服の状態になるが、その後に下放れした時は、さらに下降することが多い。そのため、下放れした翌日の寄り付きが売りのエントリーポイントになる。

気配呼値

読み方:けはいよびね

株式の売り注文と買い注文を売買注文のある価格ごとに表示したもの。「板」の表示の方法の1つ。売買注文のない価格帯は表示されない。

気配呼値は、価格の左側に売り注文数、右側に買い注文数が表示される。価格は上から下へ向かって高い順に並ぶ。

気配呼値を見ることによって、売り圧力や買い圧力を調べることができる。例えば、現在値より高い株価のところに売りが100万株あり、安い株価のところに買いが1000万株あった場合、買い圧力が強いことになる。一般的にこのような時は株価は上昇することが多い。

二ツ星

読み方:ふたツぼし
別名:二つ星
別名:2ツ星
別名:2つ星

ローソク足のパターンの1つで、上昇トレンド、あるいは、下降トレンドにおいて極線が2つ続いて出現した状態のこと。

上昇トレンドにおいて二ツ星が出現した後に上放れした時は、さらに上昇する可能性が高くなる。そのため、上放れした翌日の寄り付きが買いのエントリーポイントになる。一方、下降トレンドにおいて二ツ星が出現した後に下放れした時は、さらに下降する可能性が高くなる。そのため、下放れした翌日の寄り付きが売りのエントリーポイントになる。