2018年12月18日火曜日

テクノ法要

読み方:テクノほうよう

寺で行われる各種儀式(法要)に、いわゆるテクノミュージックのコンサートにおけるパフォーマンスとして行われるような照明・音響ノウハウを導入・合体させた、法要の様式の通称。

テクノ法要は浄土真宗本願寺派・照恩寺の当代(第17代)住職が2016年に始めた試みとして知られる。照恩寺のテクノ法要では、伝統的な声明(読経をはじめとする声楽)にテクノボイス・テクノサウンドといった音響技術が、同じく堂内の荘厳にはプロジェクションマッピングや舞台照明技術が融合され、住職はDJとして場を司る。いずれも「極楽浄土は光の世界」というコンセプトに基づく表現である。

テクノ法要はおおむね好評をもって受け容れられ、2018年現在まで回を重ねている。2018年後半には他宗(真言宗)の京都・大報恩寺とのコラボレーションによるテクノ法要が実現され、ドローンに乗った仏が来迎さながら飛翔するパフォーマンスも披露された。

関連サイト:
テクノ法要 ― 照恩寺