2012年5月7日月曜日

高縄石

読み方:たかなわいし
別名:タカナワアイト

愛媛県松山市で新たに発見された鉱物。高縄山にちなんで高縄石と名づけられ、国際鉱物学連合から新鉱物の認定を受けた。

高縄石はイットリウム、タンタル、ニオブからなる酸化物で、花崗岩に含まれている。含有成分のイットリウムはレアアースの一種で、タンタルはレアメタルの一種である。いずれも先端産業に不可欠の元素として利用されている。

高縄石は2001年の芸予地震を契機として採取されていたが、未知の鉱物であるとは思われず詳細な調査が行われていなかった。東日本大震災が発生した際に詳細を調査する機会があり、新鉱物であることが分かったという。

関連サイト:
レアアースの新鉱物発見 東大など、松山市の山地 - MSN産経ニュース 2012年5月6日