2013年7月19日金曜日

湖水爆発

読み方:こすいばくはつ
英語:Limnic eruption

火山の噴火口にできた火山湖に蓄積した二酸化炭素が流れ出ること。水中の二酸化炭素の量が増加することで爆発が起きるとされているが、2013年現在、爆発の引き金などの詳細は解明されていない。

湖水爆発が生じた場合、湖中に含まれていた大量の二酸化炭素が外部に放出され、周辺大気中の二酸化炭素濃度が上昇する。1986年、カメルーンの二オス湖で起きた湖水爆発では、近隣に住む約1800人が犠牲になった。二オス湖のように湖水爆発を起こす可能性のある湖は世界でも少数で、ニオス湖のほかにカメルーンのマヌーン湖とルワンダのキブ湖などがある。

2013年現在、湖にパイプを通して二酸化炭素を人工的に排出させる対処を行ってきた。日本政府は政府開発援助を通して、パイプやポンプの設置に貢献している。