2013年7月19日金曜日

資源ナショナリズム

読み方:しげんナショナリズム
英語:resource nationalism

主に資源を保有する国家が、その資源を自国主導で管理するとともに、輸出などの際に自国の利益を最優先とするような姿勢をとる動き。発展途上国では、資源ナショナリズムが自国の資源に関する主権の回復であるという見方もある。

かつて植民地であった発展途上国においては、欧米先進国の企業によって資源が開発されることが多かった。次第に植民地が先進国から独立をするにつれて、自国の資源を自主管理しようという動きが活発化した。

特に資源保有国内での外国企業に対する規制や、公正な利益分配が主張されることが多い。

1973年のオイルショック以降、資源ナショナリズムは、先進国に対する資源保有国の外交カードとして威力を発揮するようになった。特に石油の産出国は、先進国への外交カードとして資源を活用している。