2013年7月23日火曜日

産科医療補償制度

読み方:さんかいりょうほしょうせいど

分娩に際して、生まれた子どもが重度の脳性麻痺になった場合に、その家庭の経済的な負担を軽減するために補償を行う制度。また、脳性麻痺が生じた原因の調査・分析も行い、関連した情報の提供を行うことも制度の一部である。

産科医療補償制度は2009年1月に開始した制度である。同制度を運営するのは、公益財団法人日本医療機能評価機構である。補償を受けるためには、同機構が定めた基準を全て満たす必要がある。その基準には、先天性や新生児期の要因によらない脳性麻痺であること、身体障害者手帳1・2級にあたる脳性麻痺であることなどがある。

以上の条件に加えて、産科医療補償制度の補償を受けるためには、妊婦が出産をする医療機関が制度に加入していることが前提となる。また補償申請は原則的に満1歳の誕生日から満5歳の誕生日までと規定されている。

関連サイト:
お産の「もしも」を支える「産科医療補償制度」 - 政府広報オンライン