2013年7月23日火曜日

排他的探査権

読み方:はいたてきたんさけん
英語:exclusive exploration rights

資源の開発や調査を目的として、ある特定の地域や場所を独占的に探査することができる権利。主に海底資源の調査などに排他的探査権が認められる場合が多い。

排他的探査権は国際海底機構によって認められることが一般的である。国際海底機構は、深海底の資源開発を進展させ、資源によって生じた利益を資源を公平に分配する目的で設立された。

経済産業省によると、2013年7月、南鳥島沖の公海のコバルトリッチクラスト鉱区について、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は国際海底機構から、同地域を独占的に探査する権利が認められた。

JOGMECは1987年から西太平洋地域の探査を行っていた。2012年7月にコバルトリッチクラスト鉱区の鉱区申請が可能になったため、日本は南鳥島沖地域の鉱区の申請を行っていた。

関連サイト:
南鳥島沖の公海域におけるコバルトリッチクラストの探査鉱区が承認されました - 経済産業省