2010年12月19日日曜日

プルサーマル発電

読み方:プルサーマルはつでん

原子力発電の使用済み燃料から、再処理によりプルトニウムを取り出し、MOX燃料と呼ばれる物質を生成した上で、原子力発電に再利用する方式のこと。

MOX燃料は既存の軽水炉で利用でき、高速増殖炉などを設置する必要がない点、核燃料を再利用出来る点などのメリットを持つが、不採算であったり技術的な危険を伴ったりと、デメリットも多い。日本では高速増殖炉の開発計画が頓挫したことにより、代替の開発計画として進められた。2010年12月現在、東京電力や九州電力、四国電力などがプルサーマル発電を開始している。