2011年1月9日日曜日

おせち問題

共同購入型クーポンサイトにおいて500セットの予約注文が完売した2011年正月のおせち料理が、配送の遅れや、届いた現物が宣伝イメージと極端に異なる代物だったとして、購入者からの苦情が相次ぎ、インターネット上のミニブログや電子掲示板なども巻き込んで大騒動になった出来事。

料理の製造元では代表は謝罪の上辞任、購入者には代金を全額返金するなどの対応を表明している。

一連の騒ぎの中で、購入者の中に「おせちから変なにおいがした」という声があったことから、横浜市保健所が食品衛生法に基づき衛生上の問題がなかったを立ち入り調査した。また、「通常価格2万円のところを半額で」という売り文句に対して、実際に2万円で販売した実績がなかったことから、景品表示法違反(不当な二重価格表示)の疑いもあるとして、消費者庁が事情聴取を実施。加えて、通信販売を行う場合は、日本農林規格に基づき原材料や保存方法などをパッケージの外側に表示する必要があるが、そのような表示がなかったとして農林水産省も調査を実施。果ては製造業者だけでなく共同購入型クーポンサイトのモラルを問う見解までもウェブ上で飛び交うなどの騒ぎに発展した。