2011年4月22日金曜日

チャイナシンドローム

英語:China Syndrome

原子力発電所における炉心溶融事故を指す言葉。

もともとは、1979年に米国で公開された映画「The China Syndrom」に登場する台詞で、「もしアメリカで炉心溶融が起きた場合、超高温になった炉心が地中を溶かして突き抜け(地球の反対側に位置する)中国まで行く」という、一種の冗談である。

チャイナシンドロームは原子力発電の恐ろしさを告発する内容の映画であるが、公開からわずか従数日後に「スリーマイル島原子力発電所事故」が発生、現実に炉心溶融が発生した。これによって、映画も原発事故も非常にセンセーショナルな出来事となり、「チャイナシンドローム」と言えば炉心溶融事故を指すようになった。