2011年9月21日水曜日

人工光合成

読み方:じんこうこうごうせい
英語:artificial photosynthesis

水と二酸化炭素を原料とし、太陽光をエネルギー源として有機物を生成・取り出すこと。

トヨタ自動車グループの豊田中央研究所が、2011年9月20日に世界で初めて、水と二酸化炭素のみを使用した(補助薬品などを必要としない)完全な人工光合成に成功したと発表した。

豊田中央研究所は、半導体と金属錯体から構成される「CO2還元光触媒」と呼ばれる触媒を新たに開発し、酸化・還元反応を光エネルギーで促進させ、蟻酸を合成することに成功した。今後、メタノールなどのより有益な有機物の合成が実現することにより、カーボンニュートラルな社会への貢献が期待できるとされている。

関連サイト:
人工光合成の実証に初めて成功 ―太陽光を利用して水とCO2から有機物を合成―