2011年12月1日木曜日

無縁社会

読み方:むえんしゃかい

人と人との絆や繋がりが希薄となりつつある日本社会を言い表した語。NHKが企画・制作したドキュメンタリー番組の題名に由来する表現。

NHKドキュメンタリー「無縁社会」では、近年の自殺、孤独死、児童虐待といった社会問題を通して「家族、ふるさと、そして会社とのつながりが急速に切れている社会」に焦点を当て、そうした社会のあり方を「無縁社会」と呼んだ。

NHKドキュメンタリー「無縁社会」は2010年に放送された。放送後、視聴者から共感の声をはじめ2千数百通におよぶメッセージがNHKのもとに寄せられたという。

その後「無縁社会」は現代社会の一側面を言い表す言葉として広く用いられるようになった。また、2011年ユーキャン新語・流行語大賞の候補にも「無縁社会」がノミネートされている。

関連サイト:
無縁社会 - NHK報道プロジェクト「あすの日本」