2014年12月11日木曜日

今年の人

読み方:ことしのひと
別名:パーソン・オブ・ザ・イヤー
英語:Person of the Year

米国のニュース雑誌「TIME」が毎年末に発表している、その年に世界で最も話題となった人、あるいは活躍した人。

「今年の人」は、TIMEの独自の選考基準により、基本的に毎年1名が選出されている。ただし必ず特定個人が選ばれるわけではなく、特定の多数の人々、あるいは不特定の人々、さらにはコンピュータや地球といった人でないものが選出されることもある。2006年は、ブログやSNSといったインターネット上のソーシャルサービスの台頭を背景に、今年の人に「you」(あなた)が選ばれている。

・2007年の今年の人はロシア連邦大統領プーチン
・2008年の今年の人はバラク・オバマ第44代大統領
・2009年の今年の人は米国の中央銀行に相当する連邦準備制度理事会の議長ベン・バーナンキ
・2010年の今年の人はSNS「Facebook」の創業者マーク・ザッカーバーグ

2011年は、中東の「アラブの春」や「ウォール街デモ」を背景として「The Protester」(抗議する人)が今年の人とされた。「TIME」誌の表紙には、半ば顔を隠した(イスラム圏の衣装にも見える)装いの人物が掲げられた。

2012年の「今年の人」は、米国大統領選挙で再選を果たしたバラク・オバマが選ばれた。なお、ツイッター上でオバマ大統領が自身の再任を報告した際のツイートは、累計81万回以上リツイートされ、2012年の「ゴールデンツイート」に選ばれている。

2013年の「今年の人」はローマ教皇フランチェスコ1世(Pope Francis)である。

2014年の「今年の人」には、同年のエボラ出血熱(EVD)の大流行を背景に、エボラ出血熱の対応に従事したすべての医療関係者を「エボラと闘う人たち」(The Ebola Fighters)として顕彰した。

関連サイト:
Person of the Year(英語)