2012年4月27日金曜日

パンチェン・ラマ

英語:Panchen Lama

チベット文化において、最高指導者ダライ・ラマに次いで重要とされる立場。阿弥陀仏の生まれ変わりで、転生しているとされる。タシルンポ寺の首長を務める。

ダライ・ラマとパンチェン・ラマはそれぞれ、相手が死亡した場合に国内から後継者を見出し、次代のラマとして教育指導するという関係にある。

1989年にパンチェン・ラマ10世が急死した後、ダライ・ラマ14世が中心となって11代目のパンチェン・ラマを探す試みが開始された。その6年後に、10代目の死の直後に生まれた少年・ニマをパンチェン・ラマ10世の転生として認定した。

ダライ・ラマ14世により認定されたニマ少年は、認定発表の日から3日後に中国政府に連れ去られ、その後消息不明となっている。中国政府はニマとは別の少年をパンチェン・ラマ11世として認定している。2012年4月25日には、中国政府が認定するパンチェン・ラマ11世が香港を訪れ、講演を行っている。

関連サイト:
パンチェン・ラマとは - ダライ・ラマ法王日本代表部事務所