2013年9月6日金曜日

日の丸君が代問題

読み方:ひのまるきみがよもんだい
別名:君が代日の丸問題
別名:君が代問題
別名:君が代訴訟

公立学校の儀式的行事において、国旗掲揚ならびに国歌斉唱を行うことが、憲法19条の「思想及び良心の自由」に反するとして、一部教員が反発・拒絶している問題。

2003年には東京都教育委員会が都内の公立高校などに「日の丸・君が代通達」を送り、国歌斉唱を義務付ける旨を通達した。これを受けて一部の教員は都教育委員会を相手に提訴し、いわゆる国旗国歌訴訟を起こしている。

大阪市では2011年6月に国歌起立条例が成立し、国歌の起立斉唱が正当に義務づけられた。2012年3月に大阪市内の小学校で卒業式が催されたが、55歳の教諭1名が国歌斉唱時の起立を拒絶し、校長に代替業務として職員室での電話対応を命じられたが、それもいやだと言って反発した、などという記事が報道されている。

2013年9月5日、最高裁判所において、東京都が教職員に対し君が代の斉唱を職務命令としたことに対し「違憲にはあたない」との判断を下し、君が代斉唱の義務づけは合憲とした。訴えを起こした教職員らは敗訴が確定した。