2012年7月17日火曜日

中野富士見中学いじめ自殺事件

読み方:なかのふじみちゅうがくいじめじさつじけん
別名:中野富士見中学のいじめ自殺

1986年に、東京都中野区の区立中学校の男子生徒が首を吊って自殺した事件。10数名のいじめグループに日常的にいじめられた末の自殺であったとされる。

中野富士見中学いじめ自殺事件を象徴するキーワードとして「葬式ごっこ」がある。いじめグループが思いついたもので、机に花を飾ったり追悼の色紙に寄せ書きを作成したりといった趣旨のものだった。

「葬式ごっこ」について、担任教師ほか教師の数人は、葬式ごっこを事前に知っていて止めさせなかったばかりか、自ら寄せ書きに署名するという「いじめへの加担」と取れる行動を取っていたことが発覚した。

2011年に滋賀県大津市で当時中学2年生の男子生徒が飛び降り自殺をした事件について、2012年7月になり全国的問題として報じられているが、7月17日現在、この事件においても担任教師や学校、教育委員会側の、対応の不適切さが指摘されている。