2012年8月9日木曜日

ヘイトクライム

別名:憎悪犯罪
英語:hate crime

人種や宗教などに対する差別意識や憎悪を動機とする犯罪行為の総称。人種や民族、宗教、あるいは障害を持っていることや、同性愛のような特定の嗜好に対する差別や暴力もヘイトクライムに含まれる。

多種多様な人種が共存する米国では、ヘイトクライムは長らく大きな問題となっており、特に2001年同時多発テロ事件以降はイスラム教徒に対するヘイトクライムが特に深刻化しているという。全米で年間6000件、7000件といった単位のヘイトクライムが発生している。

2012年8月、米国ウィスコンシン州で男がシク教の寺院に押し入り、銃を乱射してシク教徒6名を殺害した事件では、犯人が死亡したため真偽は定かでないが、ヘイトクライムによる犯行だったと見られている。

関連サイト:
Hate Crimes - FBI
米国内で増加するヘイトクライムの現状について - 在ニューヨーク日本国総領事館