2012年10月5日金曜日

FITSAT-1

読み方:フィットサットワン
別名:フィットサット1
別名:FITSAT-1 NIWAKA

福岡工業大学の研究チームが開発した人工衛星。1辺10cmの立方体という超小型の衛星である。伝統和芸「博多にわか」にちなんで「にわか衛星」の通称で呼ばれている。

FITSAT-1の主なミッションは、高速通信技術の実証実験である。具体的には、5.8GHz帯を使用する独自開発の通信システム、および、高出力LED(発光ダイオード)を使用する光通信の実験が行われる。LEDを使用する実験ではモールス信号でメッセージが送信される。

FITSAT-1は2012年7月に、国際宇宙ステーション補給機「こうのとり3号」に搭載された状態で、H2Bロケットによって宇宙に打ち上げられた。こうのとり3号と共に国際宇宙ステーションに運ばれた後、2012年10月5日に宇宙空間へ放出された。

関連サイト:
5.8GHz通信について