2013年10月30日水曜日

燃料集合体

読み方:ねんりょうしゅうごうたい

原子力発電において炉内に挿入し燃焼される核燃料加工品の呼び名。

核燃料は「ペレット」と呼ばれる円筒形の粒からなる。ペレットは細長い金属の容器に封入される。ペレットが封入された筒が「燃料棒」と呼ばれる。さらに燃料棒を束ねてまとめたものが燃料集合体である。

燃料集合体はチャンネルボックスと呼ばれる金属の筒で覆われる。これによって冷却材の流れを一定方向に定めると共に、燃料集合体の保護、あるいは複雑な形状の制御棒を燃料集合体の隙間に挿入しやすくするガイドとしての機能も果たす。

原子炉内への設置、使用後の(使用済み核燃料としての)プールでの貯蔵など、原子力発電における一連の燃料の取り扱いは、燃料集合体を単位として行われる。