別名:地球儀を俯瞰する外交
別名:地球儀を俯瞰(ふかん)する外交
安倍晋三・第96代内閣総理大臣が自ら目指すところとして述べた外交姿勢。2013年1月、第二次安倍内閣の発足に伴う所信表明演説で言及された。
外交防衛委員会調査室は、「第2次安倍内閣の外交防衛政策」報告書において、安倍晋三が所信表明演説で次のように述べたと記述している。
外交は、単に周辺諸国との二国間関係を詰めるのではなく、地球儀を眺めるように世界全体を俯瞰して、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値に立脚し、戦略的な外交を展開していくのが基本である。「地球儀外交」という語は主に産経新聞が用いているもので、中国オンライン・メディア「中国网」なども産経新聞の報道をもとに「地球儀外交」の語を記述している。ちなみに、第一次安倍内閣では「価値観外交」がしばしば外交戦略のキーワードとして言及された。
(第2次安倍内閣の外交防衛政策)
第二次安倍内閣発足後、首相・安倍晋三は積極的に外国を訪問している。外務省ウェブサイトには、2013年12月末の時点で、公式訪問先記録として以下の国々が列挙されている。
- 2013年1月 - ベトナム、タイ、インドネシア
- 2013年3月 - モンゴル
- 2013年5月 - トルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、ミャンマー
- 2013年6月 - アイルランド
- 2013年7月 - マレーシア、シンガポール、フィリピン
- 2013年8月 - バーレーン、クウェート、ジブチ、カタール
- 2013年9月 - アメリカ、カナダ
- 2013年10月 - トルコ
- 2013年11月 - カンボジア、ラオス
この他、訪日した外国首脳との会談は数十回に上っている。
関連サイト:
第2次安倍内閣の外交防衛政策 - 参議院
会談・訪問 > 安倍総理大臣 - 外務省