2014年8月26日火曜日

非難決議

読み方:ひなんけつぎ
英語:resolution to condemn
英語:condemning resolution

議会などにおいて、議会の公式見解として相手を非難すると決定(議決)すること。および、同議決に基づいて非難を表明し、改善を要求すること。国連(UN)あるいは国や地方の議会が他国の動向を非難する目的で採択した決議を指すことが多い。

非難決議はいわば声明であり、特に法的な拘束力・強制力を持つものではない。(国際連合安全保障理事会決議の場合は加盟国に対し法的拘束力がある)。しかしながら、非難決議が採択されることによって、議会が当該の案件を問題視しており、不満と改善要求の意思を持っている、ということを当事者や第三者に知らしめる効果がもたらされる。世論の形成には少なからず影響を与える。

国際連合において採択される非難決議は、法的拘束力のない総会決議であっても、国際社会における権威として大きな影響力を持つ。国連によって非難決議が採択され、非難の対象となった国が、何ら改善の姿勢を示さなかった場合、加盟各国により制裁措置が講じられる場合もある。