2017年11月6日月曜日

心臓しんとう

読み方:しんぞうしんとう
別名:心臓震盪
別名:心臓振盪
別名:心臓震とう
別名:心臓振とう

胸部に衝撃を受けて心臓が停止すること。外部から加わった衝撃が心臓の正常な機能を阻害する。不整脈による死亡につながりやすい。

心臓しんとうが起きている時、心臓は「心室細動」と呼ばれる一種の痙攣状態に陥っている。心停止状態で血液が全身を流れなくなるため、迅速に適切な救命措置を施されなければ、高確率でそのまま死に至る。

心臓しんとうは必ずしも強烈な打撃ばかりによって起こるものではなく、むしろ比較的弱い衝撃であっても、当たり所とタイミングによっては心臓しんとうが引き起こされる。特に発育途上で身体のやわらかい児童は、外部の衝撃を心臓に受けやすく、スポーツの練習や遊びの中でものにぶつかる機会も多いため、心臓しんとうが起きる危険が高い。

心臓しんとうは、衝撃の強さやタイミングといった条件が揃ってしまえば発生しうる。兆候があるわけではなく、健康な子供が突然に命を落とすといった事態につながりやすい。スポーツをするに当たって胸部への衝撃を減らす工夫をすることは、心臓しんとうの発生を極力減らす対策となり得る。